不祥事コンビTKO。木下は後輩へのパワハラ、木本は投資トラブルで松竹芸能を退所した。2023年1月、コンビとして活動を再開した2人が三重県の四日市競輪のトークイベントで自虐ネタを披露。笑いを誘った。
「木本に投資してほしい。いったんお金を渡したら倍にして返すんで」
「預かった時点で気ぃ失うわ」
不祥事を起こした人はいつになったら許されるか。そして自虐ネタをしても不謹慎だ、反省していないと言われないタイミングとは。『ABEMA的ニュースショー』では「不祥事の時効」について考えた。
ネット炎上を研究する国際大学の山口真一准教授は
「不祥事では罰を受ける期間、罰金は明確に定められているが、人の感情はそうではないというのがポイント。その行為が他人にどう迷惑をかけているかを重視する人が多い。それは法的に問題ないじゃないと反論することもあるが、それは炎上には全く効果がないことが多い。不祥事の時効ははっきり言うと『人々が忘れるまで』」
千原ジュニアは「許される人と許されない人がいるのは何なんでしょう? 罪を犯しているのに許される人、罪を犯していないのに人道的に、マナー違反でずっと許されない人がいる」と疑問を提示。
TKO木下は
「もっというと同じ事をしているのに、人によって許される、許されないがある。やはり、日頃の行いというかキャラクターというか。また、当事者間で和解しているかどうかも必要だと思う」
16年2月に不倫騒動で衆議院議員を辞職した宮崎謙介氏は
「人が忘れるまでって難しい。僕なんてこすられ続けて7年。この前出た関西の番組もテーマが『謝罪』で僕が謝っている映像が1分くらい使われた。こすられるので皆さんが思い出すというか、忘れられない」
一方、2017年に「このハゲ〜」など秘書への暴言が明るみに出た元衆議院議員の豊田真由子氏について
「彼女の暴言の音声は使われない。インパクトは『このハゲ〜』の方が強い。不起訴だが、刑事事件に扱われた。僕は女性には触れたが、法には触れていない。でもその音声が使われないから豊田氏の騒動は忘れられていく。一方、僕は議員辞職のネタを振られたら、つい乗ってやってしまう」(宮崎氏)
これを受けて千原ジュニアは「(宮崎さんは)手前の笑い欲しがるから」と宮崎のキャラクターにツッコミを入れた。
(『ABEMA的ニュースショー』より)
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