バルサ、猛攻実らずもレアルとのポイント差を「13」に…ジローナは首位相手にスタイル貫き勝ち点1

 ラ・リーガ第28節が10日に行われ、バルセロナが『カンプ・ノウ』にジローナを迎えた。

 ラ・リーガ第27節終了時点で首位を走るバルセロナは、今節敗戦を喫したレアル・マドリードとの勝ち点差をさらに広げるチャンスが巡ってきた。一方、ジローナもミチェル監督の下で築き上げたポゼッションサッカーで、ラ・リーガ昇格初年度ながら11位と健闘している。

 そんな“カタルーニャ”に本拠を置く両チームの試合は、立ち上がりから一進一退の攻防。バルセロナはMFガビやFWロベルト・レヴァンドフスキを中心に相手ゴールに迫り、ジローナはMFオリオール・ロメウが舵を取ってボールを相手ゴールへと近づけていく。それでも試合は徐々にバルセロナが押し込む展開になると36分、FWハフィーニャのコーナーキックにDFロナルド・アラウホがニアサイドで合わせたが、相手GKのファインセーブに遭ってしまう。

 後半に入ってもバルセロナがボールを保持する時間が続くなかで54分、ジローナにこの試合最大のチャンスが到来。中央にポジションを取っていた右SBアルナウ・マルティネスのスルーパスに抜け出したFWバレンティン・カステジャーノスが、相手GKと1対1の局面を迎えたが、シュートは枠を捉えることができない。試合終盤にかけては、DFアラウホがミドルシュートを放つなど、バルセロナの猛攻が始まる。後半アディショナルタイムにはFWフェラン・トーレスのコーナーキックにMFガビが合わせるも、またしても相手GKに防がれた。

 結局、試合はこのままスコアレスドローでタイムアップ。バルセロナは最後まで決め切ることができなかったものの、2位レアル・マドリードとの勝ち点差を「13」に広げて、4年ぶりのラ・リーガ制覇に一歩前進。ジローナは強敵相手でも臆せずにスタイルを貫き、勝ち点1を手にした。

 次節、バルセロナは16日に敵地でヘタフェと対戦。一方、ジローナも16日に本拠地にエルチェを迎える。

【スコア】
バルセロナ 0-0 ジローナ