バイエルンを率いるトーマス・トゥヘル監督が、11日に行われるチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝・ファーストレグのマンチェスター・C戦を前にした記者会見で、今回の一戦に向けて対策を講じたことを明かした。10日、ドイツメディア『スカイスポーツ』が伝えている。
今季のCLで8戦8勝と、ここまで全勝で勝ち上がってきたバイエルン。11日のマンチェスター・Cとの敵地での一戦を前にした記者会見で、トゥヘル監督は「私は早く寝るようにしているし、睡眠は最高の準備だ。しかし、昨日は眠れず、試合のことを考えるのに忙しくてとても早く目が覚めた」と話し、以下のように続けた。
「マンチェスター・Cの過去4週間を分析した。私自身もプレミアリーグに参加してきたし、何を見るべきかは分かっている。マンチェスター・Cや(ジョゼップ・)グアルディオラ監督について、私からの哲学や教訓はない。過去4週間を徹底的に分析し、3回のミーティングでチームの中で議論した。私にとっての指針は“やり過ぎは良くない”であり、それを貫くよ」
続けて、対戦相手についてトゥヘル監督は「グアルディオラ監督は毎回、特別なものをチームに与えるし、毎回彼から学んでいる。そのおかげで私はさらに良いコーチになれた。マンチェスター・Cのプレースタイルは比較的明白で、グアルディオラ監督のいるこのチームで、それを6年や7年の間見てきた。流動的で、高い位置からのハイプレスも行い、ボールの有無にかかわらずとても攻撃的で、ヨーロッパフットボールの最高レベルだ。これは私たちのチャレンジをより魅力的なものにする」と賛辞を送り、警戒心を強めた。