アントニオ・リュディガー

 レアル・マドリードに所属するドイツ代表DFアントニオ・リュディガーが、12日に行われるチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝・ファーストレグで対戦する“古巣”のチェルシーや“新天地”レアル・マドリードでの自身のプレーについて語った。11日、スペイン紙『マルカ』のインタビューで自身の思いを口にした。

 昨夏の移籍市場において、チェルシーからレアル・マドリードにフリーで加入したリュディガー。ミッドウィークに控える古巣との対戦を避けたかったかどうかを問われると、「気にしていない。こういった段階ならば、なおさらだ。もちろん、決勝で対戦していたら素晴らしい物語だっただろう。しかし、ピッチ上には感情など存在していない。勝つことだけを考えているよ。僕たちが立っている舞台は準々決勝であり、どんなことだって起こり得る」とコメント。

 さらに、「チェルシーは大きく変わったので、どうなるか分からない。僕がプレーしていた頃とは異なるチームだ。しかし、彼らは非常に優れている。簡単な試合ではないけど、僕たちはレアル・マドリードだ」と続け、古巣との対戦に向けて意気込んだ。

 また、新天地となったレアル・マドリードでのプレーについて、リュディガーは「ここでの守備は他のチームとは異なるものだ。チームの中の自分の役割を明確にしなければならない。レアルで守備をするのは、他のどのチームよりも難しい。そして、僕は自分の役割を知っているし、その点で文句を言うことは何もない。 クラブが毎年のように成功しているのに、どうして文句を言う必要があるんだ」と守備での苦労を明かしつつ、問題がないことを強調した。

 続けて、今後の戦いについては「ラ・リーガは僕たちの手の中にはない。しかし、カップ戦(コパ・デル・レイ)では決勝に進出しているし、大きな目標はチャンピオンズリーグだ」と、タイトル獲得への意欲を示した。