サッカーの最高峰リーグであるプレミアリーグ。そのプレミアリーグの得点ランキングや得点王予想、さらには歴代の得点王一覧をご紹介します。
プレミアリーグ得点ランキング
選手名 | 得点 | 国籍 | チーム名 |
---|---|---|---|
アーリン・ハーランド | 30 | マンチェスター・シティ | ノルウェー |
ハリー・ケイン | 23 | イングランド | トッテナム |
アイヴァン・トニー | 18 | イングランド | ブレントフォード |
マーカス・ラッシュフォード | 15 | イングランド | マンチェスター・ユナイテッド |
ガブリエウ マルティネッリ | 14 | ブラジル | アーセナル |
モハメド・サラー | 13 | エジプト | リヴァプール |
ブカヨ・サカ | 12 | イングランド | アーセナル |
オリー・ワトキンズ | 12 | イングランド | アストンヴィラ |
ロドリゴ | 11 | スペイン | リーズ |
ミゲル・アルミロン | 11 | パラグアイ | ニューカッスル |
アレクサンダル・ミトロヴィッチ | 11 | セルビア | フルアム |
マルティン・ウーデゴール | 10 | ノルウェー | アーセナル |
カラム・ウィルソン | 10 | イングランド | ニューカッスル |
ハーヴィー・バーンズ | 10 | イングランド | レスター |
ロベルト・フィルミノ | 9 | ブラジル | リヴァプール |
フィル・フォーデン | 9 | イングランド | マンチェスター・シティ |
ジェイムズ・マディソン | 9 | イングランド | レスター |
ガブリエウ・ジェズス | 8 | ブラジル | アーセナル |
レアンドロ・トロサール | 8 | ベルギー | アーセナル |
ダルウィン・ヌニェス | 8 | ウルグアイ | リヴァプール |
アレクサンデル・イサク/td> | 8 | スウェーデン | ニューカッスル |
ブレナン・ジョンソン | 8 | ウェールズ | ノッティンガム・フォレスト |
ダニー・イングス | 8 | イングランド | ウェストハム |
アレクシス・マクアリスター | 8 | アルゼンチン | ブライトン |
カイ・ハヴァーツ | 7 | ドイツ | チェルシー |
ソン・フンミン | 7 | 韓国 | トッテナム |
フリアン・アルバレス | 7 | アルゼンチン | マンチェスター・シティ |
ジェイムズ・ウォード=プラウズ | 7 | イングランド | サウサンプトン |
三笘薫 | 7 | 日本 | ブライトン |
フィリップ・ビリング | 7 | デンマーク | ボーンマス |
第30節終了時点で得点ランクのトップに立つのは、アーリング・ハーランド選手(マンチェスター・シティ)です。出場27試合で30得点と、1試合平均1点以上のペースでゴールを量産中。すでにクラブの1シーズンにおける歴代最多得点記録に並ぶなど、圧巻のパフォーマンスを続けています。
2位は23得点を記録するトッテナムのハリー・ケイン選手。三度の得点王を経験するスパーズの大エースが、今季も決定力の高さを見せつけています。
3位は18得点のイバン・トニー選手(ブレントフォード)。コンスタントな活躍で、昇格2年目のチームを力強く牽引しています。
以下、4位に、ワールドカップ後からゴールを量産しており現在15得点のマーカス・ラッシュフォード選手(マンチェスター・ユナイテッド)、首位アーセナルから14得点のマルティネッリ選手、13得点のサラー選手(リヴァプール)と続いています。
プレミアリーグ歴代得点王
年度 | 選手名 | 得点 | 国籍 | チーム名 |
---|---|---|---|---|
2021-2022 | モハメド・サラー | 23 | エジプト | リヴァプール |
2021-2022 | ソン・フンミン | 23 | 韓国 | トッテナム |
2020-2021 | ハリー・ケイン | 23 | イングランド | トッテナム |
2019-2020 | ジェイミー・ヴァーディ | 23 | イングランド | レスター |
2018-2019 | モハメド・サラー | 22 | エジプト | リヴァプール |
2018-2019 | ピエール=エメリク・オーバメヤン | 22 | ガボン | アーセナル |
2018-2019 | サディオ・マネ | 22 | セネガル | リヴァプール |
2017-2018 | モハメド・サラー | 32 | エジプト | リヴァプール |
2016-2017 | ハリー・ケイン | 29 | イングランド | トッテナム |
2015-2016 | ハリー・ケイン | 25 | イングランド | トッテナム |
2014-2015 | セルヒオ・アグエロ | 26 | アルゼンチン | マンチェスター・シティ |
2013-2014 | ルイス・スアレス | 31 | ウルグアイ | リヴァプール |
2012-2013 | ロビン・ファン・ペルシー | 26 | オランダ | マンチェスター・ユナイテッド |
2011-2012 | ロビン・ファン・ペルシー | 30 | オランダ | アーセナル |
2010-2011 | カルロス・テベス | 20 | アルゼンチン | マンチェスター・ユナイテッド |
2010-2011 | ディミタール・ベルバトフ | 20 | ブルガリア | マンチェスター・ユナイテッド |
2009-2010 | ディディエ・ドログバ | 29 | コートジボワール | チェルシー |
2008-2009 | ニコラ・アネルカ | 19 | フランス | チェルシー |
2007-2008 | クリスティアーノ・ロナウド | 31 | ポルトガル | マンチェスター・ユナイテッド |
2006-2007 | ディディエ・ドログバ | 20 | コートジボワール | チェルシー |
2005-2006 | ティエリ・アンリ | 27 | フランス | アーセナル |
2004-2005 | ティエリ・アンリ | 25 | フランス | アーセナル |
2003-2004 | ティエリ・アンリ | 30 | フランス | アーセナル |
2002-2003 | ルート・ファン・ニステルローイ | 25 | オランダ | マンチェスター・ユナイテッド |
2001-2002 | ティエリ・アンリ | 24 | フランス | アーセナル |
2000-2001 | ジミー・フロイド・ハッセルバイク | 23 | オランダ | チェルシー |
1999-2000 | ケビン・フィリップス | 30 | イングランド | サンダーランド |
1998-1999 | ジミー・フロイド・ハッセルバイク | 18 | オランダ | リーズ |
1998-1999 | ドワイト・ヨーク | 18 | トリニダード・トバゴ | マンチェスター・ユナイテッド |
1998-1999 | マイケル・オーウェン | 18 | イングランド | リヴァプール |
1997-1998 | クリス・サットン | 18 | イングランド | ブラックバーン |
1997-1998 | ディオン・ダブリン | 18 | イングランド | コベントリー |
1997-1998 | マイケル・オーウェン | 18 | イングランド | リヴァプール |
1996-1997 | アラン・シアラー | 25 | イングランド | ニューカッスル |
1995-1996 | アラン・シアラー | 31 | イングランド | ブラックバーン |
1994-1995 | アラン・シアラー | 34 | イングランド | ブラックバーン |
1993-1994 | アンディー・コール | 34 | イングランド | ニューカッスル |
1992-1993 | テディ・シェリンガム | 22 | イングランド | ノッティンガム・フォレスト/トッテナム |
初代得点王になったのはテディ・シェリンガム選手です。開幕時はノッティンガム・フォレストに所属していたものの、開幕後にトッテナムに移籍しゴールを量産。22ゴールを挙げてトップスコアラーに輝きました。
1993-94シーズンのアンディ・コール選手(ニューカッスル)と1994-95シーズンのアラン・シアラー選手(ブラックバーン)は、ともに歴代最多となる34ゴールで得点王の栄誉を手にしました。シアラー選手は1994-95シーズンから1996-97シーズンまで3季連続で得点王に輝き、プレミアリーグ歴代最多得点記録(260得点)も保持しています。
1997-98シーズンに得点王を3人で分け合ったマイケル・オーウェン選手(リヴァプール)は、当時18歳。史上最年少で得点王となり、現在もその記録は破られていません。
2000年代前半にゴールを量産したのはティエリ・アンリ選手(アーセナル)。2001-02シーズンに初めて得点王になると、2003-04から2005-06シーズンまで3季連続でトップスコアラーに。通算4度の得点王は歴代トップの数字となっています。
以降はディディエ・ドログバ選手(チェルシー)、クリスティアーノ・ロナウド選手(マンチェスター・ユナイテッド)、ロビン・ファン・ペルシ選手(アーセナル、マンチェスター・ユナイテッド)など、世界に名だたるストライカーが得点王の称号を手にしました。
そして2010年代後半から現在にかけてゴールを量産しているのはハリー・ケイン選手(トッテナム)とモハメド・サラー選手(リヴァプール)の2人です。両選手ともにこれまで三度の得点王に輝き、今季もそれぞれのチームのエースとして活躍しています。
2019-20シーズンに得点王となったジェイミー・ヴァーディ選手は、当時33歳。プレミアリーグ歴代最年長得点王として記録されています。また2021-22シーズンにはトッテナムのソン・フンミン選手がアジア人としては初となる得点王に輝きました。
2022-23シーズン 得点王予想
アーリン・ハーランド(マンチェスター・シティ/ノルウェー代表)
今季のプレミアリーグを席巻する規格外のストライカー。現在22歳のハーランド選手は、2017年に母国・ノルウェーのクラブであるモルデで頭角を現すと、2018-19シーズンにRBザルツブルク(オーストリア)に移籍。2019-20シーズンには14試合で16得点を挙げ、同シーズン途中にドルトムント(ドイツ)にステップアップしました。
ドイツでもその勢いは止まらず、デビュー戦でハットトリックを達成。ドルトムントに在籍した2シーズン半で、リーグ戦62得点を記録しました。チャンピオンズリーグでもゴールを量産するこのストライカーには多くのビッグクラブが興味を示しましたが、2022-23シーズンより、争奪戦を制したマンチェスター・シティに加入しました。
プレミアリーグでもハーランド選手は変わらぬ決定力の高さを披露。デビュー戦となったウェストハム戦でいきなり2ゴールを奪うと、4節と5節には2試合連続のハットトリックを達成。9節のマンチェスター・ダービーでもハットトリックを記録し、ライバル撃破の立役者となりました。さらに21節のウルヴァーハンプトン戦でもハットトリックと、今季だけで四度のハットトリックを達成しています。
身長194cm、体重95㎏と体躯に恵まれ、強さと高さに加え、スピードも兼備。あらゆる形からゴールを奪い取るこのストライカーは、27試合を終えて30得点を記録。セルヒオ・アグエロ選手が持っていたクラブのシーズン最多記録26得点を更新しています。また今季の得点ランクでは2位のハリー・ケイン選手に7得点差をつけ、トップを独走。プレミア参戦1年目にして得点王が濃厚となっています。
ハリー・ケイン(トッテナム/イングランド代表)
三度の得点王に輝いたハリー・ケイン選手は、プレミアリーグ史上最高のストライカーのひとり。
トッテナムのアカデミー育ちで、2009-10シーズンからトップチームでプレー。ノリッジ、レスターなどでローン生活を過ごした後、2013-14シーズンにトッテナムに復帰。才能が開花したのは翌2014-15シーズンでした。34試合に出場し、21ゴールを記録。一躍、スパーズのエースへと飛躍を遂げたのです。
背番号10に変更した2015-16シーズンには25得点を挙げて得点王に輝くと、翌2016-17シーズンは29得点で2季連続の得点王に。23ゴールを記録した2020-21シーズンには三度目となる得点王の栄誉を手にしました。
身長188cmの長身ストライカーで、ボックス内での存在感は圧倒的。威力十分のシュートは、FKから直接ゴールを狙える精度も備えています。
イングランド代表としても活躍し、2018年のロシアワールドカップでは6得点を挙げ、ゴールデンブーツ賞(得点王)に輝きました。また代表通算53得点は、ウェイン・ルーニー選手と並んでイングランド史上トップの数字となっています。
ブレイクした2014-15シーズン以降、8シーズン連続で17得点以上をマークし、うち5回は20得点以上を記録。今季も24節終了時点で17得点を奪っています。
また今年2月6日のマンチェスター・シティ戦でプレミアリーグ通算200得点を達成。これはアラン・シアラー選手の260得点、ルーニー選手の208得点に次ぐ、歴代3位の記録で、29歳という年齢を考えれば、ルーニー選手の記録はもちろん、シアラー選手の記録更新も狙える状況となっています。
まとめ
世界最高のリーグであるプレミアリーグには、今も昔も世界屈指のFWたちの存在がありました。圧巻のパフォーマンスでゴールを量産するストライカーたちが、プレミアリーグを盛り上げてきたことは間違いありません。
今季、マンチェスター・シティに加入したハーランド選手も、プレミアリーグの歴史にその名を残す存在となるはずです。ハーランド選手の活躍が光る一方で、ケイン選手やサラー選手といった実績のあるタレントも、変わらぬ能力の高さを示しています。ここでは紹介できませんでしたがブレントフォードのトニー選手など他のチームにも頼れるエースの存在があります。強烈なシュートをネットに突き刺し、熱狂を生み出すストライカーのプレーに注目してみてください。