アーリング・ハーランド

 マンチェスター・C所属のノルウェー代表FWアーリング・ハーランドがまたも新たな記録を打ち立てた。11日、データサイト『Opta』が伝えている。

 チャンピオンズリーグ(CL)準々決勝ファーストレグが現地時間11日に行われ、マンチェスター・Cは本拠地にバイエルンを迎えた。直近の公式戦で8連勝中と波に乗るホームチームは、27分にロドリのミドルシュートで先制すると、70分にはベルナルド・シルヴァが貴重な追加点をマーク。さらに77分にはハーランドがダメ押しゴールを奪い、3-0で完勝。今シーズンのCLで全勝中だったバイエルンを下し、ベスト4進出に大きく前進した。

 チームの勝利に大きく貢献したハーランドは、この試合のゴールにより今シーズンのCLでの得点数が早くも「11」に到達。リヴァプール所属のエジプト代表FWモハメド・サラー(8ゴール)やパリ・サンジェルマン(PSG)所属のフランス代表FWキリアン・エンバペ(7ゴール)らを突き放し、CL得点ランキングのトップを快走している。

 また、今シーズンのハーランドはここまでプレミアリーグで30ゴール、FAカップで3ゴール、カラバオカップで1ゴールをマーク。バイエルン戦でのゴールにより、今シーズンの合計得点数が39試合目の出場にして「45」に達することとなった。データサイト『Opta』によると、これはプレミアリーグ在籍の選手が1シーズンで記録したゴール数としては、歴代最多だという。

 イギリス紙『ミラー』によると、これまでの最多記録は元オランダ代表FWルート・ファン・ニステルローイ氏(現:PSV監督)がマンチェスター・U在籍時の2002-03シーズン、リヴァプール所属のサラーが2017-18シーズンにそれぞれマークした「44」ゴールだという。両選手ともにフルシーズンを消化しての数字となっているが、ハーランドはシーズン途中にしてこれらの記録を抜き去ることとなった。

 勢い止まらぬ“怪物”ハーランド。果たして今後どこまでゴール数を伸ばしていくのだろうか。