やはりリーダーはどんな時でも強かった!?将棋の早指し団体戦「ABEMAトーナメント2023」に出場するチーム永瀬が、予選を前に恒例のチーム動画収録に参加。永瀬拓矢王座(30)、増田康宏七段(25)、本田奎五段(25)は、過酷な戦いに向けて英気を養うべく、栄養たっぷりのいちご狩りに挑戦。最も美味しく形の美しい“究極の一粒”を見つけた人を「いちご王」のタイトルを授与するミニゲームを行った。
永瀬王座と言えば棋界屈指のフルーツ好きで、タイトル戦などの対局中にバナナ、シャインマスカット、メロンなどをたくさん食べることで知られている。中でもイチゴは「毎日1~2パックほど食べている。“ヘビーユーザー”です」と語るほどの好物。大好きないちごを前にテンション高めの様子で、色・形・味の最高の一粒を競う「いちご王決定戦」にもウキウキでチャレンジしていた。
ビタミンCや食物繊維、カリウムなどの栄養素を豊富に含むいちごは、風邪予防や美肌キープ、腸内環境を整えたり体のむくみ解消など様々な効果が期待できる優れもの。予選から本戦、決勝までの約5カ月間を元気に戦い抜くためには必要なフルーツだ。“究極の一粒”を見つけるためには、まず自分で味見も必要。永瀬王座はヘタの元まで真っ赤に色づいた完熟いちごをパクパク頬張ると、対局中には見られないニコニコ顔を浮かべていた。
チーム永瀬の勝ち頭・増田七段は初のいちご狩りに慣れない手つきながら、摘みたていちごを堪能。「酸味が苦手なんですけど、練乳をかけたみたいな甘さがある」と驚いた様子だった。また、チーム初加入の本田五段も新鮮ないちごに「美味しい!」と笑顔を見せたが、すぐに「酸っぱいと美味しいと甘いしか語彙力がなのが悲しい…」と苦笑いを浮かべる場面もあった。
いよいよ「いちご王」を決めるべく、それぞれが選んだ究極の一粒を永瀬王座が試食した。増田六段は美しい円錐形の大粒いちご・スターナイトを“出品”。続く本田五段は、「大きさ重視で選んだ」という特大のべにほっぺを選出した。永瀬王座も「すごく甘いですね!食べ応えもあって」と満足気だった。最後に、永瀬王座が選んだいちごは今までの2つに比べるとやや小粒なもの。それでも「小さいけど甘味がしっかりしていて美味しかった」とコメントしていた。
味、形、大きさから本田五段の優勝は堅い…!?と見られていたが、永瀬王座がコールしたのは「自分ので!」と自ら選び抜いた小粒いちご。これには、増田七段、本田五段も爆笑せざるを得なかった。ファンからも「出来レースかいーww」「負けず嫌いすぎw」とツッコミが入れられていたが、「先生方が思う至高のいちごの選び方が三者三様で楽しかった」「みんなめっちゃ食べててほっこりした」「いちご王座だー!」「楽しそうー」など多くのコメントが上がっていた。
いよいよ始まる戦いへ、栄養補給もチームワークも完璧に整えたチーム永瀬。最強メンバーを揃え、今期の布陣は例年にも増して隙無しだ。優勝筆頭候補、常勝軍団の呼び声高いチーム永瀬がどこまで勝ち上がるのか、さらに第3回大会以来の優勝奪還を果たすことができるのか。「いちごパワーで予選突破したいですね!頑張りましょう!」と声を合わせた3人。注目の予選Aリーグ1回戦では、豊島将之九段(32)率いるチーム豊島と激突する。
◆ABEMAトーナメント2023 第1、2回が個人戦、第3回から団体戦になり、今回が6回目の開催。ドラフト会議にリーダー棋士14人が参加し、2人ずつを指名、3人1組のチームを作る。残り1チームは指名漏れした棋士が3つに分かれたトーナメントを実施し、勝ち抜いた3人が「エントリーチーム」として参加、全15チームで行われる。予選リーグは3チームずつ5リーグに分かれ、上位2チームが本戦トーナメントに進出する。試合は全て5本先取の9本勝負で行われ、対局は持ち時間5分、1手指すごとに5秒加算のフィッシャールールで行われる。優勝賞金は1000万円。
(ABEMA/将棋チャンネルより)