チェルシーが、深刻な得点力不足に陥っていることが明らかになった。
チャンピオンズリーグ(CL)準々決勝ファーストレグが12日に行われ、チェルシーはアウェイでレアル・マドリードと対戦。21分に先制を許すと、59分にはベン・チルウェルが痛恨の一発退場で数的不利に。その後、74分にも追加点を奪われ、0-2で先勝を許した。
CL準決勝進出が厳しくなったチェルシーは、これで公式戦4試合連続無得点に終わった。データサイト『OPTA』によると、チェルシーが公式戦4試合連続で無得点となったのは1993年12月以来のことになったという。
なお、この試合ではレアル・マドリードに合計10本の枠内シュートを放たれたチェルシー。1試合で10本以上の枠内シュートを許したのは、フランク・ランパード暫定監督がかつて率いていた2019年8月にリヴァプールに許して以来の記録になったようだ。
チェルシーでは先日、プレミアリーグでの得点数が29試合終了時点でわずか29ゴールにとどまり、リーグ戦の同試合数でこれ以上に得点が少なかったのは1921-22シーズン(23ゴール)、1923-24シーズン(16ゴール)以来、約100年ぶりの事態となるなど、深刻な得点力不足に陥っていることが明らかになっていた。
その影響もあり、グレアム・ポッター前監督は解任となったが、復帰を果たしたランパード暫定監督の下でも、2試合連続で完封負けを喫しており、得点力不足を解消することはできていない。
15日のリーグ戦第31節ブライトン戦後、18日にはレアル・マドリードとのセカンドレグをホームで迎えるが、果たしてランパード暫定監督はチームを立て直して逆転でのCLベスト4進出へと導くことはできるのだろうか。