ヴィニシウス・ジュニオール

 レアル・マドリードのブラジル代表FWヴィニシウス・ジュニオールが、12日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)・準々決勝ファーストレグのチェルシー戦を振り返った。同日、クラブ公式サイトが伝えている。

 CL・ラウンド16でリヴァプールを2戦合計スコア6-2で撃破するなど、“王者”の威厳を示し続けているレアル・マドリードは、準々決勝ファーストレグで『サンティアゴ・ベルナベウ』にチェルシーを迎えると、FWカリム・ベンゼマとFWマルコ・アセンシオのゴールで2-0の先勝。連覇に向けて、また一歩前進する形になっている。

 同試合では2アシストを記録し、左サイドで違いを作ったヴィニシウス。マン・オブ・ザ・マッチに選出された同選手は「このシャツを着ている選手はみんな、チャンピオンズリーグでプレーすることがこのクラブにおいて、またファンが熱狂するベルナベウにおいては、いかに特別なことなのかを知っている」と強調。続けて「マドリーの一員として、チャンピオンズリーグではそういった欲望を持ってプレーしなければならない」と覚悟を明かした。

 また、ヴィニシウスは「とても良いプレーをし、よくプレッシャーをかけ、昨シーズンと同じようにうまくいったよ。今シーズンのベストゲームの1つで、ホームで勝てたのは素晴らしいこと。今はセカンドレグのことを考え、平常心を保たなければならないことを肝に銘じている」としつつも、「アウェイでの試合がいかに難しいかを知っているから、もっとゴールを決めたかった。セカンドレグで良いパフォーマンスを発揮できるように、今は休まないとね」と2点のアドバンテージでは決定打にはなり得ない、と気を引き締めている。

 CLの舞台ではより強大さを増す“マドリディスモ”を宿す選手たちは、セカンドレグでも在るべき姿を示すのだろうか。注目の一戦は、日本時間19日の4時にキックオフを迎える。