セルヒオ・ブスケツ

 バルセロナが、同クラブに所属する元スペイン代表MFセルヒオ・ブスケツに1年の契約延長オファーを提示したようだ。スペイン紙『マルカ』が報じている。

 現在34歳のブスケツはバルセロナの下部組織出身で、2008年9月にトップチームデビューを果たした。以降は中盤の絶対的主軸として君臨し、今季もここまで公式戦32試合に出場するなど、チームの主力選手として活躍を続けている。

 そんなブスケツだが、バルセロナとの現行契約は今年6月末で満了となるため、メジャーリーグ・サッカー(MLS)のインテル・マイアミや、アル・ナスル(サウジアラビア)からの関心も報じられており、来シーズン以降の去就には大きな注目が集まっている。

 報道によると、チームを率いるシャビ・エルナンデス監督が残留を熱望していることもあり、クラブ側はブスケツに対して1年の契約延長オファーを提示した模様。しかし、その新契約は給料を3分の1まで削減したもので、その額は年俸700万ユーロ(約10億円)だったという。

 ブスケツとしてはバルセロナの経営状況を理解しているものの、この減俸を受け入れることは難しいと考えており、他クラブからのオファーを検討していることが伝えられている。

 深刻な財政難に陥っているバルセロナはブスケツに対して大幅な減俸を受け入れてもらうことを望んでいるようだが、果たして引き止めは成功するのだろうか。今後の動向に注目が集まる。