サッカーの最高峰リーグであるプレミアリーグ。2021-2022シーズンの順位、優勝チーム、降格チーム、得点王をご紹介します。
プレミアリーグ2021-2022シーズン 順位表
順位 | チーム名 | 勝 | 分 | 負 | 得点 | 失点 | 差 | ポイント |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | マンチェスター・シティ | 29 | 6 | 3 | 99 | 26 | 73 | 93 |
2 | リヴァプール | 28 | 8 | 2 | 94 | 26 | 68 | 92 |
3 | チェルシー | 21 | 11 | 6 | 76 | 33 | 43 | 74 |
4 | トッテナム | 22 | 5 | 11 | 69 | 40 | 29 | 71 |
5 | アーセナル | 22 | 3 | 13 | 61 | 48 | 13 | 69 |
6 | マンチェスター・ユナイテッド | 16 | 10 | 12 | 57 | 57 | 0 | 58 |
7 | ウェストハム | 16 | 8 | 14 | 60 | 51 | 9 | 56 |
8 | レスター | 14 | 10 | 14 | 62 | 59 | 3 | 52 |
9 | ブライトン | 12 | 15 | 11 | 42 | 44 | -2 | 51 |
10 | ウォルヴァーハンプトン | 15 | 6 | 17 | 38 | 43 | -5 | 51 |
11 | ニューカッスル | 13 | 10 | 15 | 44 | 62 | -18 | 49 |
12 | クリスタルパレス | 11 | 15 | 12 | 50 | 46 | 4 | 48 |
13 | ブレントフォード | 13 | 7 | 18 | 48 | 56 | -8 | 46 |
14 | アストンヴィラ | 13 | 6 | 19 | 52 | 54 | -2 | 45 |
15 | サウサンプトン | 9 | 13 | 16 | 43 | 67 | -24 | 40 |
16 | エヴァートン | 11 | 6 | 21 | 43 | 66 | -23 | 39 |
17 | リーズ | 9 | 11 | 18 | 42 | 79 | -37 | 38 |
18 | バーンリー | 7 | 14 | 17 | 34 | 53 | -19 | 35 |
19 | ワトフォード | 6 | 5 | 27 | 34 | 77 | -43 | 23 |
20 | ノリッジ | 5 | 7 | 26 | 23 | 84 | -61 | 22 |
優勝チームは?
2021-22シーズンのプレミアリーグは、マンチェスター・シティとリヴァプールの“2強”によるハイレベルな優勝争いが繰り広げられました。
勝点93を獲得し、優勝を果たしたのはマンチェスター・シティです。前シーズンに次ぐ2シーズン連続のプレミア制覇となりました。
2021-2022シーズンのマンチェスター・シティは開幕戦でチェルシーに敗れたものの、その後は順調に勝点を積み重ね、15節の時点で首位に浮上。そのままトップの座を明け渡すことなく2位のリヴァプールに勝点1差で最終節のアストンヴィラ戦に臨みました。
しかし69分までに2点を許す苦しい展開に。それでも76分に途中出場のイルカイ・ギュンドアン選手のゴールで1点を返すと、その2分後にロドリ選手が同点ゴールを奪取。さらに81分には再びギュンドアン選手が決めて、瞬く間に逆転に成功。劇的な勝利を挙げたマンチェスター・シティが追いすがるリヴァプールを抑え、見事に連覇を成し遂げました。
プレミアリーグ最優秀選手賞に輝いたケヴィン・デ・ブライネ選手やベルナルド・シウバ選手ら実力者がハイパフォーマンスを保ち、複数の役回りをこなしたフィル・フォーデン選手の活躍も光りました。ジョゼップ・グアルディオラ監督が築いた緻密かつ組織的なサッカーは他チームの追随を許さず、38試合で99得点を奪う圧巻の攻撃力を見せつけての優勝でした。
一歩及ばず2位に終わったリヴァプールですが、敗戦の数はわずか2で、優勝したマンチェスター・シティの3より少ないものでした。リーグ戦の優勝こそ逃したものの、リーグカップとFAカップの2冠を達成。またチャンピオンズリーグでは決勝でレアル・マドリーに敗れたものの、準優勝という成績を残しています。
“ビッグ6”の順位は?
2強の強さが際立った一方で、その他の“ビッグ6”はいずれも6位以内に入り、意地を見せました。
堅い守りを実現したチェルシーは14節まで首位に立つなど健闘しましたが、その後に主力の負傷離脱もあって失速。最終的に3位をキープしたものの、2強に大きく水をあけられる結果となりました。
チャンピオンズリーグ出場圏内となる4位に滑り込んだのはトッテナム。シーズン序盤は低迷し、早々に監督が交代しながらも、後を引き継いだアントニオ・コンテ監督の下で復調。エースのハリー・ケイン選手を上回るペースでゴールを量産したソン・フンミン選手の活躍もあり、アーセナルを2ポイント差で上回りました。
そのアーセナルは開幕3連敗と苦しいスタートとなりながらも、新戦力のアーロン・ラムズデール選手や冨安健洋選手が守備の安定をもたらし、徐々に浮上。ところがシーズン終盤に再び調子を落とし、トッテナムの後塵を拝することとなりました。
クリスティアーノ・ロナウド選手が復帰したマンチェスター・ユナイテッドは好スタートを切りながら、リヴァプールやマンチェスター・シティに完敗を喫するなど実力差を見せつけられ、オーレ・グンナー・スールシャール監督を解任。後を引き継いだラルフ・ラングニック監督もチームを立て直すことができず、上位との差は大きく広がりました。最終的にヨーロッパリーグ出場圏内となる6位に入ったものの、優勝したマンチェスター・シティとは35ポイント、5位のアーセナルにも11ポイントもの差を付けられる結果となりました。
降格したチームは?
チャンピオンシップへの降格となったのはバーンリー、ワトフォード、ノリッジの3チームです。
バーンリーは2016-17シーズンからしぶとくプレミアリーグに留まり続けていましたが、このシーズンは開幕から低迷。監督交代を機に持ち直したものの、終盤に再び結果を残せず、最終節にリーズに逆転され18位で降格となりました。
昇格チームのワトフォードとノリッジは早々に降格が決定。とりわけノリッジは最少得点、最多失点と攻守両面で力及ばず、1年でチャンピオンシップへと戻ることとなりました。
プレミアリーグ2021-2022シーズンの得点王は?
リヴァプールのモハメド・サラー選手とトッテナムのソン・フンミン選手がともに23ゴールを挙げて得点王に輝きました。
サラー選手は開幕からゴールを量産し、リヴァプールの躍進に大きく貢献。得点だけではなく13アシストもリーグトップの成績でした。得点王は2017-18シーズン、2018-19シーズンに続く3度目の受賞となりました。
アジア人としては初の栄誉を手にしたソン・フンミン選手は開幕戦のマンチェスター・シティ戦でいきなりゴールを決めると、14節のブレントフォード戦から4試合連続ゴールをマーク。32節のアストンヴィラ戦ではハットトリックを達成するなどシーズン終盤は量産体制に入り、最終節の2ゴールでサラー選手に並びました。
この両者に続くのが18ゴールを挙げたクリスティアーノ・ロナウド選手。4位は17ゴールのハリー・ケイン選手、5位は16ゴールのサディオ・マネ選手となっています。
まとめ
マンチェスター・シティとリヴァプールの強さが際立った2021-22シーズン。ともに勝点90を超えるハイレベルな争いとなりました。両者の直接対戦は2試合ともに引き分けと一歩も譲らず、わずか1ポイント差という結果が表すように、両チームの力にはほとんど差はありませんでした。
個人に目を向ければ優勝チーム マンチェスター・シティを牽引したケヴィン・デ・ブライネ選手をはじめ、モハメド・サラー選手、フィルジル・ファン・ダイク選手ら千両役者が期待通りの活躍を披露。13シーズンぶりにマンチェスター・ユナイテッドに復帰したクリスティアーノ・ロナウド選手も衰え知らずのパフォーマンスを見せつけ、プレミアリーグを盛り上げました。