バイエルンがナポリ所属のナイジェリア代表FWヴィクター・オシムヘンに関心を寄せているようだ。12日、ドイツメディア『スカイスポーツ』が伝えている。
バイエルンは昨年夏、長らく絶対的エースとして活躍していたポーランド代表FWロベルト・レヴァンドフスキがバルセロナに移籍。今シーズンはここまでカメルーン代表FWエリック・マキシム・チュポ・モティングがセンターフォワード(CF)の主力を張り、公式戦28試合の出場で17ゴールをマークしている。
3月にはチュポ・モティングとの契約を1年間延長したバイエルンだが、かねてから来たる夏の移籍市場でストライカーの獲得に乗り出すのではないかと噂されている。同クラブはチュポ・モティングのほかに、セネガル代表FWサディオ・マネやドイツ代表FWトーマス・ミュラー、U-19フランス代表FWマティス・テルなど、CFとして起用可能な選手を抱えているものの、来シーズン以降を見据えて新たなCFの獲得による戦力拡充を熱望しているようだ。
そんな中で名前が挙がったのが、ナポリで今シーズンここまで公式戦29試合の出場で25ゴールをマークしているオシムヘンだ。報道によると、バイエルンは以前から同選手に関心を寄せていたとのことで、先月には代理人に電話でコンタクトを取ったという。先月から指揮を執るトーマス・トゥヘル監督もオシムヘンの能力を高く評価しているようで、今後もバイエルンと同選手の代理人による協議は継続して行われるものと見られている。
加えて、オシムヘン本人もバイエルンへの移籍に興味を示しているようだ。移籍市場に精通する『スカイスポーツ』のフロリアン・プレッテンベルク氏は「オシムヘンはバイエルン移籍を望んでいる。すぐにでもミュンヘンに来ることを希望しているだろう」と持論を展開している。また、オシムヘンの移籍金は1億ユーロ(約146億円)を超える可能性が高いと伝えられているが、この額はバイエルンにとって支払い可能だと『スカイスポーツ』は指摘している。
なお、バイエルンはオシムヘンのほかにも、フランクフルト所属のドイツ代表FWランダル・コロ・ムアニにも関心を寄せているようだ。