ソン・フンミン

 先日の試合でプレミアリーグ通算「100」ゴールを達成したトッテナム所属の韓国代表FWソン・フンミンに対し、チームメイトの元フランス代表GKウーゴ・ロリスが称賛の言葉を送った。12日、クラブ公式サイトがコメントを伝えている。

 2015年夏にレヴァークーゼンからトッテナムに加入したソン・フンミンは、同年9月20日に行われたクリスタル・パレス戦でプレミアリーグでの初ゴールをマークした。その後もスパーズ(トッテナムの愛称)の攻撃の中心選手として得点を量産。在籍7年目となった昨シーズンはリーグ戦で「23」ゴールを挙げ、アジア人初となるプレミアリーグ得点王に輝いた。

 今シーズンはなかなかゴールが奪えない時期もあったものの、徐々に復調。そして迎えた現地時間8日のブライトン戦、カットインから豪快なミドルシュートを叩き込んだソン・フンミンはプレミアリーグでの通算得点数が「100」の大台に到達。在籍8年目、通算260試合目での記録達成。そして、アジア人としては史上初の快挙となった。

 プレミアリーグの歴史に名を刻むこととなったソン・フンミン。チームメイトとして「1」ゴール目と「100」ゴール目をともに目撃したトッテナムの主将ロリスは「覚えているよ。アレックス・マッカーシーの股を抜くシュートだったよね。それでパレスに勝利したんだ」と最初の得点を振り返った上で、次のように同選手を称賛している。

「正直なところ、ソニー(ソン・フンミン)は今でも当時と同じような男だよ。同じ熱意、ポジティブさ、エネルギーを持ち、プレミアリーグでの『100』ゴールを達成した。一歩一歩、彼は評判やスタッツ、チーム内での重要度を高めていったんだ。僕たちは毎日ここにいて、ソニーのことをよく知っているけど、彼は同じ姿勢を保っている。今と2015年では、ゴール数やスタッツが違うだけで、その他には何の違いもない。同じ意欲と願望を持っているよ」

「彼の限界は計り知れないね。毎年異なるレベルに到達しているし、今では最高の選手たちと肩を並べている。アジア人としてはおそらく史上最高の選手だろう。それよりも重要なのは彼の人間性だ。彼と一緒にいるのは楽しいし、彼自身もこのような状態を今後数年間続けたいと思っているだろう」

 なお、ソン・フンミンはトッテナム加入後、プレミアリーグ以外の公式戦で合計「42」ゴールをマークしている。果たしてこの数字をどこまで伸ばしていくのだろうか。今後の活躍にも注目だ。