ハメス・ロドリゲス

 オリンピアコスは13日、コロンビア代表MFハメス・ロドリゲスの退団を発表した。

 現在31歳のJ・ロドリゲスは母国のエンビガドでプロキャリアをスタートさせ、その後はバンフィエルド(アルゼンチン)を経て2010年夏にポルトに加入しヨーロッパデビューを果たした。同クラブで頭角を表すと2013年夏にモナコに完全移籍。コロンビア代表として参戦したFIFAワールドカップブラジル2014では全5試合に出場し6ゴール2アシストをマークし、大会得点王に輝いた。

 2014年夏にはレアル・マドリードに加入。初年度は公式戦46試合に出場し17ゴール18アシストを記録するなど中心選手として活躍したが、徐々にチーム内での序列が低下。バイエルンへの2シーズンのレンタル移籍を経て、2020年9月にエヴァートンに完全移籍で加入した。その後、わずか1シーズンでエヴァートンを退団し、カタールのアル・ラーヤンに加入。昨年9月にオリンピアコスに移籍し、ヨーロッパ復帰を果たしていた。

 わずか7カ月間の在籍となったオリンピアコスでは、公式戦23試合に出場。5ゴール6アシストを記録した。

 J・ロドリゲスの退団に際し、オリンピアコスはクラブの公式Twitter(@olympiacosfc)で次のように綴っている。

「オリンピアコスとハメス・ロドリゲスは、提携を終了することを決定しました。ハメスは常にクラブの一員であり、『赤と白』の家族の一員です。功績に感謝するとともに、彼の将来の成功を祈っています」

 また、J・ロドリゲスも13日に自身の公式Instagram(@jamesrodriguez10)を更新。オリンピアコスへの感謝の思いを綴っている。

「一緒に過ごした時間に感謝している。別々の道を歩むことになったけれど、僕は常にオリンピアコスとピレウスという偉大な港の家族の一員であり、歓迎される存在だと感じている。オリンピアコスの未来が幸多きものになることを願っている」