リヨン所属の元フランス代表MFフセム・アワールに対し、ローマが関心を寄せているようだ。13日、イタリアメディア『スカイスポーツ』が伝えている。
現在24歳のアワールはリヨンの下部組織出身で2017年にトップチーム昇格を果たした。すぐさま中盤の主軸に定着すると、現在に至るまで中心選手として活躍。ここまで公式戦通算229試合に出場し、41ゴール36アシストをマークしている。フランス代表として公式戦1試合の出場経験があったものの、先月16日に自身の公式Instagram(@houssem_aouar)にてアルジェリア代表でのプレーを選択したことを発表した。
そんなアワールとリヨンとの現行契約は今年の6月末で満了に。現時点でリヨンとは契約延長に至っておらず、今シーズン終了後の夏の移籍市場でのフリー移籍の可能性が盛んに報じられている。すでにフランクフルトやベティスからの関心が明らかになっており、ユヴェントスやナポリが獲得を検討しているとの報道もある。
そうした中、ローマもアワールの動向を注視しているようだ。ローマは昨年夏の移籍市場でもアワールに関心を寄せていたものの、結果的に移籍は実現せず。報道によると、ローマは引き続きアワールに強い関心を寄せており、来る夏の移籍市場で獲得を狙っているという。クラブ側は争奪戦が本格化する前に契約の締結まで漕ぎ着けたいと考えているようだ。なお、ローマ側の希望契約年数は5年間だという。また、移籍市場に精通するジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏は、すでに具体的な交渉がスタートしていると伝えている。
これまで幾度となくビッグクラブからの関心が明らかになったものの、結果的にリヨンに留まり続けてきたアワール。果たして今年の夏にセリエAに上陸することになるのだろうか。