(左)デクラン・ライスと(右)モイセス・カイセド

 リヴァプールが来る夏の移籍市場での補強に向けて、プレミアリーグで活躍する2人のMFに関心を寄せているようだ。13日、イギリスメディア『スカイスポーツ』が伝えている。

 長年中盤の主力を担ってきたイングランド代表MFアレックス・オックスレイド・チェンバレンや元同国代表MFジェイムズ・ミルナー、ギニア代表MFナビ・ケイタの現行契約が6月末で満了となるリヴァプール。今シーズン終了後の“中盤再編”に向けて、来る夏の移籍市場ではMFの補強に動くことが確実視されている。

 同クラブはドルトムントで活躍中のイングランド代表MFジュード・ベリンガムの動向をかねてから注視。夏の移籍市場でマンチェスター・C、レアル・マドリードらとの争奪戦に臨むと見られていた。しかし、現地時間11日に『BBC』や『スカイスポーツ』など大手イギリスメディアが、リヴァプールのベリンガム争奪戦からの撤退を一斉に報道。1億ポンド(約166億円)を超えるとも予想されている移籍金を考慮した結果、今夏に実行可能な補強ではないと判断し、関心に終止符を打ったと伝えられている。

 そんな中、リヴァプールはベリンガムの代替案として、現在2選手に強い関心を寄せているようだ。この度の報道で名前が挙がったのは、ウェストハム所属のイングランド代表MFデクラン・ライスとブライトン所属のエクアドル代表MFモイセス・カイセド。両選手とも所属クラブで中心選手として活躍中のプレミアリーグを代表するMFだ。

 リヴァプールは今後もライス、カイセド両選手の動向を注意深く見守っていくと見られているが、両選手をめぐってはアーセナルチェルシー、マンチェスター・Uなど複数のクラブからの関心が明らかになっている。実際に獲得に乗り出す場合、こうしたクラブとの争奪戦を避けて通ることは極めて困難だろう。なお、両選手の移籍金は日本円で100億円をゆうに超える金額になると予想されている。

 リヴァプールはライスとカイセド以外にも、インテル所属のイタリア代表MFニコロ・バレッラやバイエルン所属のオランダ代表MFライアン・フラーフェンベルフ、ウルヴァーハンプトン(ウルブス)所属のポルトガル代表MFマテウス・ヌネスらに関心を寄せているようだ。『スカイスポーツ』によると、リヴァプールは少なくとも今夏に2人のMFの獲得を望んでいるという。

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中盤補強を熱望のリヴァプール、ライス&カイセドに関心か…ベリンガムの獲得は断念

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