【プレミアリーグ】チェルシー1-2ブライトン(日本時間4月15日/スタンフォード・ブリッジ)
誰もが驚く強烈なミドルシュートが突き刺さった。1-1のタイスコアの緊迫した時間が続くなか、ブライトン所属のパラグアイ代表の19歳エンシソが魔法の一振りでこの状況を打破。若手の育成と発掘に定評があるブライトンに、新たなヤングスターが爆誕した。
【映像】今季2点目となる19歳エンシソの圧巻レインボーゴール
エンシソは28分にブライトンDFジョエル・フェルトマンが負傷したため、途中交代という形でピッチに立った。縦横無尽にピッチを走り回り、名門チェルシー相手でも怖気付くことなくドリブルで何度もチャンスを演出した。そして19歳とは思えない堂々たるプレーを見せていたエンシソが、69分に度肝を抜くプレーを見せる。
高い位置でボールをカットしたブライトンMFマーチは、ピッチ中央にポジションを取っていたエンシソにボールを預ける。前方にスペースが空いていることを確認したパラグアイ代表MFはペナルティボックス外から迷うことなく右足を振り抜く。ボールは若干ホップしながら直線的な弾道でゴール左上隅に吸い込まれていった。スピードもコースも完璧、GKもノーチャンスのまさにスーパーゴールだ。決勝弾を決めたこの若武者を、ブライトンのチームメイトたちは肩車で祝福。ブライトン指揮官のデ・ゼルビも上着を脱いで喜んでいた。
このゴールに視聴者は「バケモンw」「新時代を担う選手確実や」「本物だったか」「エンシソ良いと思ってたけど完全に始まったな」とスーパーゴールに興奮しながらも、パラグアイ人FWのポテンシャルに驚きを隠せない様子だった。
今季からブライトンに加入したエンシソだが、シーズン終盤に来て徐々に出場機会を増やしている。前々節のボーンマス戦でも得点をしており、近い未来に本格的なブレイクを果たすだろう。パラグアイの若き才能が今季終了までにどこまでスケールアップしているのか、期待せずにはいられない。
(ABEMA/プレミアリーグ)