【プレミアリーグ】チェルシー1-2ブライトン(日本時間4月15日/スタンフォード・ブリッジ)
三笘薫が芸術的なパスで好機を演出した。得意な形からドリブルを開始した三笘は、相手DFを引き付け、味方MFエンシソに“アウトサイド”で針の穴を通すようなパスを供給。絶妙なトラップから抜け出してシュートを放ったエンシソはゴールこそならなかったものの決定機を迎えた。
【映像】三笘薫、相手守備2人の間を通す“針穴”アウトサイドパス
1-1の状況で迎えた52分、逆転を狙うブライトンは、三笘とエンシソの鮮やかなコンビネーションから決定機を迎えた。
三笘は、この日途中出場でピッチに立ったエンシソから左サイドでパスを受ける。日本代表ドリブラーはボックス内に向かって積極的に仕掛けていき、チェルシーDFチャロバーとMFプリシッチの注意を自身に向けさせた。日本人ウィンガーはその時にできた一瞬のスペースに走り込んだ19歳の新星MFを見逃さず、鋭いアウトサイドパスを供給した。
パスを受けたブライトンMFは完璧なファーストタッチからそのままシュートを放ったが、ボールは相手GKの正面に飛び、ネットを揺らすことはできなかった。
この一連のプレーにABEMAで解説を務めていた槙野智章氏は「三笘よかったですね。仕掛けて、ただ2人がいるけども、その間を通す」と繊細かつダイナミックな攻撃を称賛した。
また視聴者は「三笘のパスに反応するのすげw」「エンシソの抜け出ししびれたぜ」「エンシソもパスわかってんな」「三笘が持つとチャンス」と2人の阿吽の呼吸に驚きを隠し切れない様子だった。
ブライトン側のアクシデントにより試合序盤から出場することとなったエンシソだったが、スーパーミドルも決め、19歳ながら非常に落ち着いた様子でゲームに馴染めていた。今回見せた三笘との連係のように、途中出場でも若い選手たちが伸び伸びプレーすることは、チームで再現性を持った攻撃ができていることを意味する。改めてデ・ゼルビ監督の手腕の凄さが見られた場面だった。
(ABEMA/プレミアリーグ)