リヴァプールは、バイエルンに所属するオランダ代表MFライアン・フラーフェンベルフの獲得に関心を示しているようだ。15日、イギリス紙『タイムズ』が報じた。
リヴァプールは来シーズンに向けて中盤の再編が必須となっており、今夏の移籍市場でのMF補強が確実視されている。メインターゲットだったイングランド代表MFジュード・ベリンガム(ドルトムント)争奪戦からの撤退が噂されるなか、同クラブはフラーフェンベルフへの関心を強めているようだ。
報道によると、リヴァプールの関係者が11日(火)にオランダへと渡航。フラーフェンベルフにキャリアの助言を与えているという同選手の父親と、直々に話し合いの場を設けたようだ。
現在20歳のフラーフェンベルフはアヤックスの下部組織出身。2018年9月に16歳でトップチームデビューを飾り、同クラブで公式戦通算103試合に出場した。また、2021年3月にはA代表デビューを果たし、これまで11キャップを数えている。
今年夏、移籍金2100万ポンド(約35億円)でバイエルンに完全移籍。2027年6月30日までの契約を結んだ。ただ、今シーズンはここまで公式戦27試合に出場しているものの、その8割強が途中出場となっており、十分なプレー時間を得ることはできていない。
そのため、フラーフェンベルフは1年での退団も検討している模様。『タイムズ』紙は、バイエルンが同選手を売却する場合、2500万ポンド(約41億5000万円)ほどの値札をつけるだろうと予想している。