マルセル・サビツァー

 マンチェスター・Uに所属するオーストリア代表MFマルセル・サビツァーが負傷したことが明らかになった。16日、クラブ公式サイトが伝えている。

 バイエルンからのレンタル移籍で今冬加入したサビツァーはここまで公式戦13試合に出場。13日に行われたヨーロッパリーグ(EL)準々決勝ファーストレグのセビージャ戦(△2-2)では2ゴールを挙げるなど、調子を上げていた。

 そんな同選手は16日に行われたプレミアリーグ第31節のノッティンガム・フォレスト戦の先発メンバーに名を連ねていたものの、試合前のウォーミングアップ中に負傷した模様で、代わりに先日負傷から復帰したデンマーク代表MFクリスティアン・エリクセンがスタメン出場を果たし、サビツァーはベンチ外となっていた。

 2-0で勝利した試合後、マンチェスター・Uのエリック・テン・ハフ監督は突如メンバー外となったサビツァーの状態について聞かれると、「彼はウォームアップで問題を抱えた」と言及。「リスクは取らなかった。我々にはすでに何人かの負傷者がいるから、明日検査をしなければならない。大きな負傷ではないことを願っているよ」と語るにとどめた。

 なお、マンチェスター・Uでは現在負傷者が続出し、イングランド代表FWマーカス・ラッシュフォードや同DFルーク・ショー、スコットランド代表MFスコット・マクトミネイ、U-20アルゼンチン代表FWアレハンドロ・ガルナチョ、オランダ代表DFタイレル・マラシア、同MFドニー・ファン・デ・ベークらが離脱を余儀なくされている。

 さらに、先日にはアルゼンチン代表DFリサンドロ・マルティネスが足の中足骨を骨折したことでシーズン絶望となったことが発表されたほか、元フランス代表DFラファエル・ヴァランも数週間の離脱が決定したなか、サビツァーも負傷したことは同クラブにとって大きな痛手となりそうだ。