アーセナルを率いるミケル・アルテタ監督が、優勝争いの重圧は感じていないことを強調した。16日、イギリスメディア『スカイスポーツ』が伝えている。
プレミアリーグ第31節が16日に行われ、アーセナルは敵地でウェストハムと対戦。7分にガブリエウ・ジェズスが先制点を決めると、10分にはマルティン・ウーデゴーアの追加点でリードを広げた。しかし、33分にPKから1点を返されると、後半にはブカヨ・サカがPKを失敗した直後の54分に同点弾を許し、2-2のドローに終わった。
この結果、前節のリヴァプール戦に続いて2点リードした状況から追いつかれてのドローとなったアーセナル。データサイト『OPTA』によると、リーグ戦2試合連続で2点差から追い付かれたのはクラブ史上初になったという。なお、全クラブを通じてもプレミアリーグでは5クラブ目の出来事になったようだ。
試合後の記者会見でアルテタ監督は勝利を逃した理由は「疲労ではない」とコメントしながら、「リヴァプール戦の前半と後半に似ている。今日は前半よりも後半に多くのものをもたらしたけどね」とパフォーマンスに問題があったことを強調した。
「我々は何をするにしても遅かった。チームが疲れていたり、疲れているように見えたりはしなかったと思う。それを行うための最善の方法は彼らがどれほど優れているかを彼らに納得させ、彼らがしなければならないことをするだけだ」
2試合連続のドローで1試合未消化の2位マンチェスター・Cとの勝ち点差が「4」に縮まったアーセナル。直接対決も残しているなか、優勝争いの重圧を感じているかと聞かれたアルテタ監督はそれを否定しながら、次のように続けた。
「普通にプレーしているチームを見たら、『イエス』というだろう。でも、(試合開始から)あのような感じでプレーしているチームを見たら、それはプレッシャーではない。2-0となった時点でプレッシャーはなかった。その瞬間に求められたことができなかっただけだ」