フットボールライターのマット・バーロウ氏が16日、負傷や加齢によるパフォーマンス低下が指摘される、リヴァプールのオランダ代表DFフィルジル・ファン・ダイクへの一部メディアからの批判について、イギリス紙『デイリーメール』で反論した。
31歳という年齢に加え、かつての右ヒザのケガがファン・ダイクのプレーに影響を与えているという声に、マット・バーロウ氏は「もしかしたら、スピードが少し落ちたのかもしれない。30代に突入し、そのパワーは衰えつつあるのかもしれない」と身体的な能力低下の可能性を認めつつ、それは「現代サッカーの中心であるパフォーマンスデータには表れてこないから面白い」とコメント。
「データ専門会社Delphlyxがまとめたプレミアリーグのランキングによると、ファン・ダイクは国内トップのセンターバックだ」「ファン・ダイクの守備の数値は、リヴァプールがタイトルを獲得した2019ー20シーズンや、ファン・ダイクがPFA年間最優秀選手となった18-19シーズンと根本的な違いはない。ある部分ではわずかにダウンし、ある部分ではわずかにアップしている」と指摘した。
さらに、「ロベルト・フィルミーノがボール奪還を主導したり、サディオ・マネが背後から走り込んでくる脅威でディフェンダーを悩ませることはない。ジョーダン・ヘンダーソン、ファビーニョ、ジョルジニオ・ワイナルドゥムが完全にシンクロしていた頃のような中盤の相性はない。あの頃、ファン・ダイクの仕事はもっと簡単だった」と続け、個人の問題よりもチーム全体に問題があるとの見解を述べた。
今季終了後の大型補強が噂される中、来季の結果にどのような変化が見られるのか、引き続きオランダ代表のキャプテンが見せるプレーにも注目だ。