アーセナル所属のスイス代表MFグラニト・ジャカが、ウェストハム戦の結果を振り返りつつ、今後の戦いに向けた意気込みを示した。17日、イギリス紙『ミラー』がコメントを伝えている。
プレミアリーグで首位を走るアーセナルは16日に行われた第31節でウェストハムと敵地で対戦した。開始直後の7分に右サイドの見事な崩しからガブリエウ・ジェズスのゴールで先制すると、そのわずか3分後に左クロスにマルティン・ウーデゴーアが合わせて追加点を挙げ、早々に2点のリードを奪った。しかし、33分にPKから1点を返されると、54分には痛恨の同点ゴールを献上。その後の反撃も実らず、試合は2-2で終了した。
下位に沈むウェストハムに勝ちきれなかったアーセナルは、第30節リヴァプール戦に続き2点差を追いつかれてのドローという結果に。1試合消化の少ない2位マンチェスター・Cとの勝ち点差は暫定「4」まで縮まった。来る26日にマンチェスター・Cの本拠地『エティハド・スタジアム』での直接対決を控える中、アーセナルの19年ぶりのリーグ制覇に向けて暗雲が立ち込み始めている。
今シーズンここまで全てのリーグ戦に出場し、5ゴール5アシストをマークしているジャカは2戦連続ドローという結果を「なぜ2回続けてこのようなことが起こったのか、もう一度試合を見返して分析しなければならない。でも、僕はあまり心配していないよ」と振り返った上で、リーグ戦残り7試合に向けて次のようにコメントしている。
「ウェストハム戦では勝ち点『3』を掴むチャンスがあったし、結果には当然ガッカリしているよ。しかし、フットボールとはこういうものだ。良いパフォーマンスを90分以上続けなければ、試合に勝つことはできない。僕たちはそれを実行できなかったんだ。でも、僕たちはまだ全てを手にしている。残された試合に勝つことができれば、何が起こるかは分かるだろう」
「メンタリティーの問題ではないと思う。何かが上手くいかなくなった時に、誰かを指さすのは簡単なことだ。でも、残りは7試合もあるんだ。今こそ団結すべき時だと感じているよ」
なお、アーセナルはマンチェスター・Cとの大一番に加え、チェルシーやニューカッスル、ブライトンといった“難敵”との対戦も控えている。チームを立て直し、19年ぶりの栄冠に向けてポイントを積み上げることはできるだろうか。最終盤の戦いに大きな注目が集まる。