エリック・マキシム・チュポ・モティング

 負傷により戦列を離れているバイエルン所属のカメルーン代表FWエリック・マキシム・チュポ・モティングが、チームトレーニングに合流したようだ。17日、ドイツメディア『スカイスポーツ』が伝えている。

 2020年10月にパリ・サンジェルマン(PSG)からバイエルンに加入した現在34歳のチュポ・モティング。在籍3年目の今シーズンは10月中旬から出場機会を増やすと、ここまでブンデスリーガで18試合出場10ゴール、チャンピオンズリーグ(CL)で6試合出場4ゴール、DFBポカールで4試合出場3ゴールをマーク。チームの得点源として活躍している。

 そんな同選手だが、慢性的な背中の痛みとひざの負傷により、4月8日以降の公式戦3試合を欠場。センターフォワード(CF)の主軸を欠いたバイエルンは、フライブルクに辛勝したものの、CL準々決勝ファーストレグではマンチェスター・Cに0-3で完敗。さらに15日に行われたブンデスリーガ第28節ではホッフェンハイムと引き分けるなど、不安定な戦いに終始。3試合で2得点にとどまるなど、チュポ・モティングの復帰が待たれる状況となっている。

 そうした中、チュポ・モティングの実戦復帰が近づいているようだ。『スカイスポーツ』が報じたところによると、同選手は現地時間17日月曜日に行われたチームの全体トレーニングに合流した模様。回復具合の詳細については明らかになっていないが、現地時間19日に控えるCL準々決勝セカンドレグのマンチェスター・C戦で戦列復帰を果たす可能性もあるという。

 CLベスト4進出に向けては、少なくとも3点差以上での勝利が必須となるバイエルン。大量得点が求められる中、今シーズンの公式戦で17ゴールをマークしているチュポ・モティングの復帰は、チームにとって大きなプラス要素となるだろう。果たして実際にピッチに立つことはできるのだろうか。