プレミアリーグ第31節が17日に行われ、リヴァプールがリーズを6-1で下した。試合後、2ゴール1アシストの活躍で大勝に貢献したポルトガル代表FWディオゴ・ジョッタが自身のゴールと勝利を喜んでいる。リヴァプールのクラブ公式HPが同選手のコメントを伝えた。
ジョッタは1点をリードして迎えた39分、スルーパスでエジプト代表FWモハメド・サラーの追加点をアシスト。チームは後半の立ち上がりに1点を返されたものの、52分にはU-22イングランド代表MFカーティス・ジョーンズの絶妙なスルーパスに反応し、右足で今季初ゴールを決めてみせた。4-1となった73分には右サイドに開いていたイングランド代表MFジョーダン・ヘンダーソンの折り返しからボレーシュートを沈め、自身この日2点目をマーク。最終的にリヴァプールは6-1と大勝を飾り、プレミアリーグ5試合ぶり、公式戦6試合ぶりの白星を掴んでいた。
今シーズンのジョッタは負傷離脱を強いられる期間も少なくはなく、前節終了時点でプレミアリーグ13試合、チャンピオンズリーグ(CL)6試合の出場にとどまっており、ノーゴールと寂しいシーズンを過ごしていた。試合後、ジョッタは「ゴールを決めることができて素晴らしい気分だった。僕はフォワードだ。今季ここまでアシストで貢献できたことはもちろん嬉しいけど、ゴールでリヴァプールに貢献したい。願わくば今日からこの調子で得点を量産できたらいいなと思っているよ」と喜びを露わに。ここまでの個人としてのシーズンを振り返り、多くの苦悩があったことを明かしている。
「昨季も最後の数試合は得点から遠ざかった。自信が失われるようなことはないけど、まったく影響がないと言えば嘘になってしまう。今季はケガに悩まされ続けた。本当に、本当に苦しくて大変なシーズンだと実感している。だけど今は当時の悔しさを活かし、勢いをつけて今後の試合に臨みたい。今日の試合はそのための助けになってくれるはずだ」
今季初得点が生まれた試合で2点目も挙げたことについては「サッカーでは常に自分を信じようとする。そして、ゴールを決めれば選手の心理的にも非常に楽になるんだ。だからこそ、その瞬間を次に繋げていくことが大事になる」とコメント。チームには多くの才能豊かなアタッカーが在籍しているが「このクラブはリヴァプールなのだから、素晴らしい選手がいるのは当然のことだよ。いつも通りスタメンに入れるように戦っていくし、もしベンチスタートになったとしても、途中から出た時にベストを尽くすだけだ」とポジション争いに対する自身の考えを明かした。
今節の結果を踏まえたリヴァプールの暫定順位は8位。来季のCL出場圏内である4位ニューカッスルとの勝ち点差は「9」まで広がっている。シーズンの終盤戦での上位進出の可能性について、ジョッタは「可能性があるうちは、信じることが必要だ。試合に勝つことで僕らは信じることができる。今日の勝利は今後に向けての第一歩になったはずだ」と話した。
リヴァプールは次節のプレミアリーグで降格圏に沈むノッティンガム・フォレストをホームに迎える。試合は日本時間で22日の23:00キックオフ予定だ。