ビッグ6を相手に圧倒するブライトンの三笘薫を地元メディアも褒め称えた。チェルシーとの一戦に臨んだ三笘は左サイドでボールを受けると、迫り来る相手選手を立て続けに3人かわし、“あわや”スーパーゴールというビッグチャンスを1人で作り出した。
【映像】三笘薫 3人抜き「センセーショナル」なドリブルシュート!
チェルシーに先制され1点ビハインドで迎えた26分、アルゼンチン代表MFマクアリスターからボールを受け取った三笘はそのままドリブルを開始。相手守備陣は次から次へと三笘の前に立ちはだかるが、プレミア屈指のドリブラーはそれをものともせずあっという間に置き去りにしていった。シュートは惜しくもGKケパのビッグセーブに阻まれてしまったものの、スタジアムを湧かせるドリブルは非常に素晴らしいものだった。
これにはファンだけでなくメディアも称賛を惜しまない。ブライトンの地元メディア『Sussex Live』をはじめ、多くの媒体が三笘のドリブルとその活躍を報じている。
地元メディア「開いた口がふさがらなかった」
英メディア『Sussex Live』はチェルシーとの試合後にブライトンの選手を採点した。そのなかで同メディアは、同点ゴールを決めたFWウェルベック、勝ち越しゴールを奪ったMFエンシソに次ぐ8点の評価を三笘に与えている。プレー面では「何度も何度もチェルシーのディフェンス陣を切り裂いているように見えた」と三笘の披露した相手を置き去りにするドリブルを称賛した。その他にも「ほとんどの時間でトレヴォ・チャロバーを打ち負かした」と三笘がマッチアップしたチェルシーDFを苦戦させたことに言及。相手守備陣を苦しめた三笘のスピードとテクニックを褒め称えた。
また英メディア『Sussex World』も試合後に採点を行い、エンシソに次ぐ8点の評価を三笘に付けている。講評では「今日の三笘のファーストタッチを見て開いた口が塞がらなかった」と高い足元の技術を絶賛。また「チェルシーのディフェンダーは悪夢を見ることになった」と切れ味抜群のドリブルで相手に脅威を与え続けた三笘を称賛した。得点ができなかったのは不運であったものの、日本屈指のドリブラーが見せた才能に驚嘆したようだ。
プレミア1年目で実力を認められた三笘薫
英メディア『90MIN』もプレミア屈指のドリブラーを絶賛している。評価点こそ非常に高いというわけではないものの、講評では「センセーショナルなドリブルでトレヴォ・チャロバーを苦しめた」と三笘の圧巻のプレーに言及。素晴らしいドリブルでチェルシー守備陣を終始恐怖に陥れた三笘の活躍を称賛した。一方で同メディアは「最後は決め手に欠けた」と強烈なシュートを放ったものの、得点を奪い切ることができず、やや物足りない結果に終わったことも指摘した。
一流のストライカーであっても、すべての試合でゴールやアシストができるわけではない。ましてやプレミアリーグ初挑戦の選手であればなおさらだろう。これを考えればプレミア1年目の三笘薫がここまでの結果を残し、さらなるゴールやアシストが期待されているのは、普通のことではない。それだけ実力が認められているという証拠でもある。
今週、三笘が所属するブライトンはFAカップ準決勝でマンチェスター・ユナイテッドと対戦する。シーズン終盤にかけてタフな試合が続くが、三笘の活躍に大いに期待したい。
(ABEMA/プレミアリーグ)