チャンピオンズリーグ(CL)・準々決勝セカンドレグが18日に行われ、レアル・マドリード(スペイン)がチェルシー(イングランド)を2-0で下した。これで2線合計スコアは4-0となり、クラブにとっては3シーズン連続のCL準決勝進出が決定。試合後、UEFA(欧州サッカー連盟)の公式HPが、2得点を挙げてチームを勝利へ導いたブラジル代表FWロドリゴのコメントを伝えた。
試合は立ち上がりからチェルシーにチャンスを作られながらも、ベルギー代表GKティボー・クルトワを中心とした守備陣が失点を許さず。スコアレスで後半に入ると、58分にブラジル代表DFエデル・ミリトンからのパスを受けたロドリゴがファーストタッチで相手を置き去りに。ペナルティエリア内に進入すると、同代表FWヴィニシウス・ジュニオールとのパス交換から左足でゴールネットを揺らした。80分にはウルグアイ代表MFフェデリコ・バルベルデからの折り返しを押し込んで追加点。試合はこのままタイムアップを迎え、レアル・マドリードが敵地で白星を飾っていた。
試合後、ロドリゴは「CLという大会は特別なものだ。なぜ僕ら全員がCLの舞台でこれほどのパフォーマンスを発揮できるのか、僕自身もどう説明したらいいのかわかっていない。特別だと言わざるを得ない、それだけだ」と、CL史上最多32度目の準決勝進出を決めたレアル・マドリードがCLで見せる“強者ぶり”に言及。自身のパフォーマンスについては「ピッチに立った時は常にチームを助けることだけを考えている。これからも試合に出続けたいし、得点も取りたい。さらにCLのトロフィーももっと勝ち獲りたいと思っているよ」と話した。
ロドリゴは1点目を決めた直後、ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド(現:アル・ナスル)と同じゴールパフォーマンスを披露していた。「得点を決めた後、膝で滑るパフォーマンスをしようと思った。でも、僕は膝を曲げると少し痛むんだ」と率直に述べたロドリゴは「その直後、僕のアイドルの真似をしようという考えが浮かんだ。そう、クリスティアーノのことだよ。彼のパフォーマンスを真似ようと思ったんだ」と続け、クラブの最多得点記録保持者である自身の“アイドル”を真似たことを明かしている。
また、ロドリゴは「点を決めきれていなかった僕らに先制のチャンスをくれたのは間違いなくクルトワだ」と、ビッグセーブで流れを引き寄せた“守護神”を称賛。最後には「世界最高のこの素晴らしいクラブにいられることは、とても幸せなことだ。次に対戦するのがマンチェスター・Cなのかバイエルンなのか、それを楽しみに待ちたいね」と準決勝を見据えた。