サウサンプトン所属のイングランド代表MFジェームズ・ウォード・プラウズに対し、国内の複数クラブが関心を寄せているようだ。18日、イギリス紙『デイリーメール』が伝えている。
現在28歳のウォード・プラウズはサウサンプトンの下部組織出身で、2012年夏にトップチーム昇格を果たした。以降は同クラブの中心選手として活躍しており、今シーズンもここまで公式戦38試合に出場し9ゴール3アシストをマーク。また、プレミアリーグ屈指のフリーキック(FK)の名手として知られており、同リーグでここまで「17」本の直接FKを決めている。この数字は元イングランド代表MFデイヴィッド・ベッカム氏に次ぐ歴代2位の記録だ。
現在はチームのキャプテンを務めるなど、大黒柱としてチームを支えているウォード・プラウズ。しかし、そんな同選手に今シーズン終了後の移籍の可能性が浮上しているようだ。現在プレミアリーグで最下位に低迷し、2部降格も現実味を帯びているサウサンプトン。報道によると、仮に同クラブがチャンピオンシップ(2部)降格となった場合、現在の主力選手の多くが夏の移籍市場でクラブを去る可能性が高いという。
サウサンプトンとの現行契約を2026年6月末まで残しているウォード・プラウズについても例外ではなく、2部降格という結果で今シーズンを終えた場合には他クラブへ移籍する公算が高いと『デイリーメール』は指摘。同選手に対しては、すでにトッテナム、ニューカッスル、ウェストハムが熱烈な関心を寄せており、来る夏の移籍市場でのオファー提示を検討しているという。
現在は勝ち点「23」で最下位に沈んでいるサウサンプトン。残り7試合となった段階で、降格圏外の17位エヴァートンとの勝ち点差は「4」となっている。大黒柱をチームにとどめるためにも、残り7試合での勝ち点の積み上げが求められる。