アーセナルを率いるミケル・アルテタ監督が、21日に行われたプレミアリーグ第32節サウサンプトン戦を振り返った。イギリスメディア『BBC』がコメントを伝えた。
ホーム『エミレーツ・スタジアム』に最下位のサウサンプトンを迎えたアーセナルは、開始1分にビルドアップのミスを突かれて失点。14分にはセオ・ウォルコットの古巣弾を許して2点ビハインドとなる。20分にガブリエウ・マルティネッリが1点を返したものの、66分にセットプレーからの失点で再び2点差に。それでも諦めないアーセナルは、88分にマルティン・ウーデゴーア、90分にブカヨ・サカがゴールネットを揺らす。しかし、逆転の1点は奪えず、3-3のドローに終わった。
アルテタ監督は同試合後、「結果に失望しているのは明らかだ。試合開始早々に1点を失い、また1点を失うという、私たちにとって本当に難しい試合となってしまった。私たちは挑戦し続け、次々とチャンスを作り出し、それを狙った。最後の雰囲気は私たちが勝つと信じていたし、2つの本当に良いチャンスがあった」と試合を総括。結果には失望しつつ、選手たちの奮闘を称えた。
「私たちが受けるサポート、私たちが受ける愛。それは選手たちのスピリットと完全に一致するものだ。私たちは勝利まで、本当に、本当に近づいていた。誰もがそれを目指していて、本当にそれを望んでいた」
首位アーセナルはこれでリーグ戦3試合連続ドローとなり、2試合消化が少ない2位マンチェスター・Cとの勝ち点差は「5」に。そして、両チームは26日に『エティハド・スタジアム』で激突する。
アルテタ監督は首位攻防の“天王山”に向けて、「待ち遠しいよ。誰もがプレーしたいと望む類いの試合だ。すべてが懸かっているときは、勝つためにそこへ行かなければならない。試合はそのために準備されている。それは間違いない。マンチェスターへの信じられないような旅になるだろうし、本当に良い準備をするつもりだ」と意気込みを示した。
プレミアリーグでのマンチェスター・C戦は現在11連敗中で、アーセナルが最後に勝ったのは2015年12月まで遡る。さらに、マンチェスター・Cは直近の公式戦15戦で13勝と絶好調。少しずつ逆風が吹くなか、“ガナーズ”の真価が問われる。