来季のCL目指すレアル・ソシエダが“ライバル”との差を広げる逆転勝利! 久保は途中出場で決勝点の起点に

 ラ・リーガの第30節が22日に行われ、久保建英の所属するレアル・ソシエダはホームでラージョ・バジェカーノと対戦した。

 前節、ダービーでビルバオに敗れたレアル・ソシエダは、その試合からスタメンを4人変更。出場停止のロビン・ル・ノルマンとケガのアンドニ・ゴロサベルがメンバーから外れ、久保とブライス・メンデスがベンチスタートとなった。

 立ち上がりから相手内で試合を進めたホームのレアル・ソシエダは12分、ボックス右でダビド・シルバがボールを奪い返し、ルーズボールを拾ったミケル・オヤルサバルが左足でシュートを流し込んだが、オン・フィールド・レビューの末にシルバのファウルを取られてノーゴールに。22分にはシルバが、32分にはオヤルサバルが際どいシュートを放ったが、いずれも枠を外れた。

 迎えた後半もレアル・ソシエダが主導権を握る展開となるが57分、ル・ノルマンに代わって先発したDFパチェコのボールロストから失点。ラージョはボールを奪ったイシ・パラソンがそのまま持ち込んで左足でゴールネットを揺らした。

 思わぬ形で先制を許したレアル・ソシエダだったが、直後の59分、左サイドからのクロスにボックス中央のアレクサンダー・セルロートが頭で合わせて試合は振り出しに。一気に逆転まで持ち込みたいレアル・ソシエダは62分、久保、アシエル・イジャラメンディ、モハメド・アリ・チョーの3選手を一気に投入。久保は前線の右サイド寄りでプレーした。

 すると81分、右サイドのタッチライン側でパスを受けた久保がワンタッチでDFをかわしてボールを持ち上がり、逆サイドへ展開。左サイドからクロスが上がると、直前に送り出されていたカルロス・フェルナンデスがヘディングシュートを狙う。これが競り合ったフロリアン・ルジューヌの背中に当たってゴールネットを揺らし、レアル・ソシエダが逆転に成功した。

 結局、試合はそのまま終わり、レアル・ソシエダが2-1で勝利。同日の試合で敗戦を喫した来季のチャンピオンズリーグ出場権を争う“ライバル”5位のベティスとの勝ち点差を「6」に広げた。ソシエダは次節、そのベティスとミッドウィークの25日に敵地で対戦する。

【スコア】
レアル・ソシエダ 2-1 ラージョ・バジェカーノ

【得点者】
0-1 57分 イシ・パラソン(ラージョ・バジェカーノ)
1-1 59分 アレクサンダー・セルロート(レアル・ソシエダ)
2-1 81分 フロリアン・ルジューヌ(OG/レアル・ソシエダ)