ブライトンに所属しているエクアドル代表MFモイセス・カイセドが、スペインのラジオ局『カデナ・セール』内の番組『Carrusel Deportivo』のインタビューにて、自身の“憧れのクラブ”を明かした。
現在21歳のカイセドは母国のインデペンディエンテでプロキャリアをスタートさせると、2021年冬にブライトンへと完全移籍加入し、“欧州上陸”を果たした。2021-22シーズンの前半戦はベルギーのベールスホットへ期限付き移籍して実戦経験を積むと、2022年冬にブライトンへと復帰。今シーズンは開幕から不動の中盤に君臨しており、ここまで公式戦33試合に出場して1ゴール1アシストを記録。エクアドル代表としてもFIFAワールドカップカタール2022の全3試合にスタメン出場した。
日に日に存在感を増しているカイセドについては、今冬の移籍市場で移籍が噂されていた。プレミアリーグの複数クラブからの関心が報じられる中、アーセナルへの加入に近づいていたが、ブライトンが移籍を拒否。カイセド自身もSNS上で移籍希望を公言し、クラブから市場閉鎖までの練習参加禁止という処分を受けるも、最終的に移籍は実現せず。3月3日には2027年6月末までの新契約を締結していた。
このような状況の中、カイセドは『Carrusel Deportivo』のインタビューにて自身の将来に言及。憧れのクラブとしてスペインの“白い巨人”を挙げただけでなく、キャリアを通しての目標についても明かしている。
「僕の夢はレアル・マドリードでプレーすること。それは常に変わらないよ。間違いなく世界最高のクラブで、僕の大きな目標を成し遂げられると思っているんだ。けれども、今は物事がうまくいっているし、ブライトンでのプレーに集中すべきだ。いつかレアル・マドリードでプレーし、チャンピオンズリーグ(CL)制覇ができればいい」
「僕の目標は明確だ。大きなタイトルを勝ち獲ること、ピッチでCLのアンセムを聴くこと、そしてその大会の主人公になること。それが僕の目標だ」
現在のカイセドはプレミアリーグ屈指の中盤として一躍注目を浴びているが、「プレッシャーは感じないよ」と一蹴。「僕がピッチ上で望んでいることはただ1つ、楽しむことだ。ピッチに立てばいつだって楽しみ、自分のサッカーを表現する。困難な状況に陥ろうと、それを乗り越えて前進することを目指しているんだ」と話した。