傑出した2つの才能を絶賛! シャビ監督、F・デ・ヨング&ペドリの存在は「必要不可欠」

 バルセロナを率いるシャビ監督が、23日に行われたラ・リーガ第30節アトレティコ・マドリード戦を振り返った。同日、スペイン紙『アス』が伝えている。

 今月5日のコパ・デル・レイ(国王杯)・準決勝の“エル・クラシコ”での屈辱的な敗戦から立ち上がれずに、ラ・リーガでも精細を欠いた戦いに終始しているバルセロナは、勢いに乗るアトレティコ・マドリードを『カンプ・ノウ』に迎えると、44分にFWフェラン・トーレスが先制点を挙げる。その後は追加点を奪うことができなかったものの、アトレティコ・マドリードの反撃を許さず、1-0で勝利。リーグ戦3試合ぶりの白星を飾り、優勝へのラストスパートに突入した。

 まずシャビ監督は、“ウノゼロ”勝利について「2点目を取れていれば安心できていただろうけど、全体的に良い試合をしたし、今日は素晴らしいチームを倒した。アトレティコは異常な状態を維持し、それがそのままチームの調子を物語っていただけに、重要な勝利だ」と強調。続けて「常に批判はつきまとう。今日の試合でもね。我々はファンの前で勝ちたかった。全体的に完璧な試合だったが、何が起きてもおかしくないとも思っていた」と試合内容には手応えを覚えているようだ。

 またシャビ監督は、MFフレンキー・デ・ヨングとMFペドリにも言及。負傷明けにも関わらず、大いに存在感を発揮した両選手について、同指揮官は「他の選手を引き合いに出すわけではないが、彼らは違いを生み出す選手であり、必要不可欠な存在であることは明らか。2人はすべてを理解し、自分に与えられたことを向上させることができる。それが才能だ」と口にしつつ、「彼らはバルセロナのプレーモデルを理解しているからこそ、我々のアイデアの源として決定的。フレンキーとペドリにボールが渡ると落ち着くという感覚はある」と傑出した2つの才能を称賛している。