【FAカップ】ブライトン0-0(PK:6─7)マンチェスター・ユナイテッド(日本時間4月24日/ウェンブリー・スタジアム)
FAカップ準決勝にて、日本代表vsイングランド代表のハイレベルな攻防が繰り広げられた。三笘薫がスーパーなカットインで中に切り込むと、後ろから忍び寄る影が。右SBのワン=ビサカが一気に距離を詰め、長い足を生かした完璧なタックルでボールを奪取した。
スコアレスで迎えた32分、左サイドでボールを受けた三笘薫が得意のドリブルをスタート。中にスペースがあることを見つけ、一気に切り込んでシュートを打つ姿勢をみせた。
このプレーに対してマンチェスター・ユナイテッドDFワン=ビサカが、背後から三笘に迫り、打つ直前に長い足を使ってボールを刈り取る。そのこぼれ球を拾ったブライトンMFエンシソがシュートを放つも、これにもワン=ビサカが身体を投げ出して妨害した。
ハイレベルな攻防にDAZNで解説を務めた福西崇史氏は「三笘薫のドリブルも素晴らしいですが、ワン=ビサカのディフェンス。ついていけるのがすごい」と両者を讃えた。
この試合で三笘とワン=ビサカは何度もマッチアップ。対人戦ではイングランド人DFが試合を通じて6戦全勝と圧倒的な1対1の強さを見せたが、三笘もそれに負けじと駆け引きで背後を取るなど、すさまじい攻防の連続だった。
しかしこの圧巻の数字に、三笘は試合後のミックスゾーンで「(ワン=ビサカは)対人が強いので考えながらやっていましたが、最後のところで足がのびてきたり、下げられるシーンが多かったので完敗かなと思っています」と敗北宣言。現地メディア『Sussex Express』も三笘を完封したワン=ビサカに対して「並外れた偉業」と称えた。
試合中は「ワンビサカ」がTwitterトレンド入りするなど日本でも注目を集めた“プレミア最高”の右SB。だが、三笘がリベンジするチャンスはすぐにやってくる。
ブライトンとマンシェスター・ユナイテッドは日本時間5月5日にプレミアリーグで対戦。次の再戦で両者は、どのようなマッチアップを繰り広げるのか注目だ。
(ABEMA/プレミアリーグ)(c)aflo