ユルゲン・クロップ

 リヴァプールを率いるユルゲン・クロップ監督が、スポーツディレクター(SD)の招へいに動いていることを認めた。25日、イギリスメディア『スカイスポーツ』が伝えている。

 リヴァプールでは、マイケル・エドワーズ氏が2011年にアナリティクス部門の責任者としてクラブに加わり、2016年11月からSDを務め、チームの強化に大きく貢献した。しかし、昨シーズン限りで退任となると、後任にはエドワーズ氏のアシスタントを務め、10年以上在籍しているジュリアン・ウォード氏が昇格したものの、昨年11月に退任の意向をクラブに伝えており、今シーズン終了後にクラブを離れることになっている。

 2シーズン連続でチームの補強に大きく関係した人物を失うことになったリヴァプールは、新たなSD招へいに向けて動いていることが明らかになっているなか、26日に行われるプレミアリーグ第33節ウェストハム戦の前日会見でこの件について聞かれたクロップ監督は、多くは語れないとしながら、クラブの構造が変わるわけではないことを強調した。

「私は交渉に関与していない。多分周りが話し合っていると思うけど、私はクラブの状況について本当の答えを言える人間ではない。それは他の人の手に委ねられているが、私が聞いたところによれば、すべて正しい方向に進んでいる」

「(SD体制は)続けるよ。今、それがいないクラブはどれくらいなのだろうか? ほとんどのクラブにスポーツディレクターがいるが、それは理にかなっているからだ。決断やその判断などに監督がどれだけ関わっているかはどうしようもないが、プロセスは大事だ。過去彼らがどのようにしてきたかは全く知らない。すべての代理人とあらゆることを話し、あちらこちらで1ポンドについて話をしているから私に手がかりはない」

「そのためには人がいる。だから、私はこの構造に満足している。私たちが獲得するであろう、男性か女性は間違いなく正しいが、現時点で言えることはない」