バイエルンがフランクフルト所属のフランス代表FWランダル・コロ・ムアニに関心を寄せているようだ。25日、ドイツ紙『ビルト』が伝えている。
バイエルンは昨年夏、長らく得点源として活躍してきたポーランド代表FWロベルト・レヴァンドフスキがバルセロナに移籍。得点源を失った迎えた今シーズンは34歳のカメルーン代表FWエリック・マキシム・チュポ・モティングがセンターフォワード(CF)の主軸を務めており、ここまで公式戦29試合の出場で17ゴールを挙げている。
3月にはチュポ・モティングとの契約を1年間延長したバイエルンだが、来る夏の移籍市場ではストライカーの獲得に乗り出す可能性が高いと見られている。オリヴァー・カーンCEO(最高経営責任者)もチャンピオンズリーグ(CL)敗退後に「今日見た“9番”(アーリング・ハーランド)も含めて、ストライカーを補強するためにあらゆることを試したが、残念ながら上手くはいかなかった」と“9番”不在を嘆きつつ、「常に目を光らせ、毎日対処しているけど、レヴァンドフスキのような“9番”をヨーロッパで獲得することは困難だ」と、ストライカーの獲得を狙っていることを明かしていた。
ナポリ所属のナイジェリア代表FWヴィクター・オシムヘンへの関心も報じられたバイエルンだが、夏の移籍市場では同じくブンデスリーガで活躍しているコロ・ムアニにオファーを提示することになるかもしれない。『ビルト』によると、バイエルンのウリ・へーネス名誉会長がコロ・ムアニの能力を非常に高く評価しており、同選手の獲得を熱望しているという。現時点で具体的な動きは見られないものの、バイエルンは今後コロ・ムアニの動向を注視していくものと見られている。
現在24歳のコロ・ムアニは昨年夏に母国のナントからフランクフルトに完全移籍で加入した。すぐさまCFの主力に定着すると、今シーズンはここまで公式戦40試合の出場で20ゴール14アシストをマーク。その活躍が国内外で高く評価され、マンチェスター・Uやパリ・サンジェルマン(PSG)からの関心も噂されている。
CFだけでなく、左右のウイング(WG)としてもプレー可能なコロ・ムアニ。ストライカー獲得を熱望するバイエルンは、今夏に獲得に乗り出すのだろうか。