カルロ・アンチェロッティ

 レアル・マドリードを率いるカルロ・アンチェロッティ監督が、25日に行われたラ・リーガ第31節ジローナ戦を振り返った。同日、クラブ公式サイトが伝えている。

 今節は敵地でジローナと対戦したレアル・マドリードは、左サイドで先発出場したFWヴィニシウス・ジュニオールがドリブル突破からチャンスを演出するなど、1ゴール1アシストを記録。しかし、ジローナに所属するFWバレンティン・カスティジャーノに4得点を許してしまい、2-4で敗北を喫した。

 まず、アンチェロッティ監督は「チームは立ち上がりからナーバスになり、そして主導権を失ってしまった。ハーフタイムで助かるかと思いきや、また失点を許して苦戦を強いられた」と振り返りつつ、「傷ついたファンに対して、我々は謝罪したい。私たち自身も傷ついているけど、コパ決勝とチャンピオンズリーグ準決勝に向けて良い状態で挑むことができると信じている」と口にした。

 直近の公式戦7試合中6試合でクリーンシートを達成していたレアル・マドリード。しかし同試合では、4失点を喫して守備が崩壊したことについて、アンチェロッティ監督は「敗戦が目覚めのきっかけになるとは言わないが、このチームが成功するためには、守備面でのコミットメントが重要だと思う。もしそれがなければ、勝つのに苦労するだろうし、逆にそれを示すことができれば、成功するはず。それが鍵なんだ」と強調。続けて「我々には信じ難いほどのクオリティの高さがあるけど、それを支えているのは守備のコミットメントだよ。ここ7試合のうち6試合は無失点だったのに、今日は4失点してしまった。もし選手たちがそれを理解していないのであれば、私は毎日それを叩き込まなければならないだろう」と守備の鉄則について語っている。