チェルシーを率いるフランク・ランパード暫定監督が、ブレントフォード戦を振り返った。26日、クラブ公式サイトが伝えている。
プレミアリーグ第33節が26日に行われ、チェルシーはホームでブレントフォードと対戦。37分にセットプレーの流れからのオウンゴールで先制を許すと、78分にも追加点を奪われ、0-2で完封負けを喫した。
この結果、チェルシーは公式戦8試合未勝利(2分け6敗)となり、特に4月は7試合でわずか1得点(11失点)に終わるなど、泥沼状態となっている。なお、ランパード暫定監督にとってはチェルシー復帰後、公式戦5連敗となり、今年1月に解任されたエヴァートン政権時を含め、直近の公式戦19試合指揮で16敗目(1勝2分け)となった。
試合後、ランパード暫定監督は「今は自信を失っているので、選手たちには少し同情している。みんな30パーセントくらい自信を失っている。それは意欲の問題ではない。試合を支配して、チャンスを作っても、それを仕留めることができない。ピッチの最終局面を迎えた時の信頼を欠いてしまっている」と現在のチーム状況について語った。
4月に行われた公式戦未勝利に終わった試合終了後にはホームサポーターからブーイングも浴びせられたが、ランパード暫定監督は「ファンのブーイングは何も問題がない」と理解を示しながら、次のように続けた。
「ファンに対して選手たちにブーイングするなと言うためにここに座っているわけではない。間違いなく違う。でも、私は選手たちを擁護する。彼らは若い選手たちでもっと良くしようとしている。自信に問題はあるか? チームのバランスに問題があるか? その通りだ」
「ブレントフォードがやってきて、コーナーキックやスローインから仕掛けようとしてきているときに大人しく見ているようなことはあってはならない。そして、自信を失っているときはどんな試合でも勝つことが難しい。選手たちを非難から守っているのではない。彼らをサポートしている。私の意見では彼らは勝ちたいと思ってプレーしていたと思う」
残り6試合となった状況で降格圏内となる18位レスターとの勝ち点差は暫定ながら「10」となり、このまま未勝利が続けば降格の可能性も浮上してくるチェルシー。アーセナルやマンチェスター・C、マンチェスター・Uなどとの対戦を残しているが、果たしてランパード暫定監督はチームを立て直すことができるのだろうか。