外食チェーンでも、吉野家は生卵を10円値上げ、日高屋は天津飯を販売中止、マクドナルドは毎年春に販売していた「てりたま」シリーズ・朝マック「てりたまマフィン」の今年の販売を中止した。
そんな“卵クライシス”が起きている今だからこそ、これからも残ってほしい「ずっと見ていられる卵料理の達人技」に注目した。
■超気持ちいい!「ローリングだし巻き卵」
まずは、鉄板の上にまるで絵を描くように卵を薄く長く伸ばしていく。
火が通ってからが達人技。ヘラを前方にスライドさせ、50センチ以上の卵を一気に巻いていく。その間、わずか1秒。気分爽快、何度でも見たくなる達人技だ。
■「再生回数1079万回 世界でバズった動画」
「スキルがすごい! 日本に移住したい」「まさに豪快さと繊細さを合わせ持つ神業ですね」
動画の視聴者が絶賛する達人技を披露するのは、卵をたっぷり使った大阪最高峰のジャンキー飯が人気の行列店。
鉄板に大量の脂、豚肉を投入し、豪快に混ぜて焼き上げていく。ここからが達人技。
これでもかと鉄板に大量に卵を投げ込んでいく。卵はみるみる熱々フワフワに。豚肉の上に卵焼きをのせたら完成だ。
■「1秒1個? 大阪名物のキャベツ焼き屋さん」
鉄板の上に手早く均等に生地を作っていき、その上に豪快にキャベツをのせたら、ここからが達人技。
卵を両手で割っていく。そのスピードが常人とは桁違いだ。さらに、離れた生地には卵を割りながら投げる離れ業も。ずっと見入ってしまうスピード感が圧巻だ。
■永久に見ていられる中国 幻のスイーツ
千葉・富里市の本格中華料理「エムズスタイル」。一体何が幻なのか?料理長の佐野貢一氏は「作るのが非常に難しい。中国でもなかなか食べられない」と話す。
かつては宮廷に出されていたという究極のスイーツ。材料は砂糖、でんぷん、水、卵黄、ピーナッツオイルとシンプルだ。
それを混ぜ合わせ、ひたすらお玉で叩く。叩くことで材料が一つにまとまって、くっつかなくなる。それを焦がさないように作るのはかなり難しいという。
最初は卵がだまになっていたがひたすら叩いていると粘り気が出てきて滑らかに。そこからさらに叩き続けること7分。
出来上がったのが中国幻のスイーツ 三不粘(サンプーチャン)。表面はしっとりとし、黄金色に光り輝いており、よく伸びるが皿にも箸にも口にもくっつかない。
かぼちゃと餅を合わせたような味だという。
「いろんな失敗を経て、作れるようになるまで10年。卵が値上げされたからメニューも値上げをすることはできないので、どこまでガマンできるか」(佐野氏)
(『ABEMA的ニュースショー』より)
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