ミラン所属のポルトガル代表FWラファエル・レオンが、2クラブからの獲得オファーを拒否したようだ。27日、イタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』やイギリス紙『デイリーメール』が伝えている。
2019年夏にリールから加入して以来、左ウイング(WG)を主戦場にミランの攻撃の中心として活躍しているR・レオン。昨シーズンのセリエAでは34試合の出場で11ゴール10アシストをマークし、クラブの11年ぶりとなるスクデット獲得に大きく貢献。在籍4年目の今シーズンもここまで公式戦41試合に出場し、13ゴール12アシストを記録するなど、際立ったパフォーマンスを見せている。
昨今の印象的な活躍を受け、ヨーロッパの複数のメガクラブがR・レオンの動向を注視。同選手とミランとの現行契約は2024年6月末までとなっており、契約満了までは1年以上を残しているものの、今夏の移籍市場で巨額の獲得オファーが届く可能性も否定できず、その去就には大きな注目が集まっている。なお、ミランは契約延長に向けて動いているものの、現時点では新契約の締結に至っていない。
そんな中、国外の2つのメガクラブからR・レオンのもとに獲得オファーが届いたようだ。この度名前が挙がったのはレアル・マドリードとチェルシー。両クラブともに、かねてからR・レオンに関心を寄せていることが明らかになっていた。しかし、今回の報道によると、R・レオンはいずれのオファーも拒否した模様。選手本人と代理人のジョルジ・メンデス氏は今後、ミランとの契約延長交渉に重点を置く可能性が高いようだ。
なお、ミランはR・レオンとの契約延長に向けて、年俸の増額を検討しているとのこと。『デイリーメール』によると、現在の160万ポンド(約2億7000万円)から610万ポンド(約10億円)程度まで大幅に引き上げられる可能性が高いようだ。