トッテナム所属の韓国代表FWソン・フンミンが、マンチェスター・U戦を振り返った。27日、イギリス紙『イブニング・スタンダード』がコメントを伝えている。
前節ニューカッスル戦での大敗を受け、クリスティアン・ステッリーニ暫定監督の解任に踏み切ったトッテナムは、後任としてライアン・メイソン氏を暫定指揮官に任命。クラブが混乱に陥る中で迎えた27日のプレミアリーグ第33節では、本拠地でマンチェスター・Uと対戦した。前半に2点のリードを許したホームチームだったが、後半に入ると怒涛の反撃。ペドロ・ポーロとソン・フンミンのゴールで追いつき、2-2のドローで試合を終えた。
“新体制”の下で連敗を「2」で止め、リーグ戦3試合ぶりの勝ち点を手にしたトッテナム。79分に起死回生の同点ゴールを奪ったソン・フンミンは試合後に『BTスポーツ』に対し、「前半で0-2とされてしまったが、後半は素晴らしかったと思う。良いプレーをしていたし、チャンスも作り出していた。でも、最後の局面での判断が完璧ではなく、少し冷静さを欠いていた。勝ち点『1』という結果には満足していない」とコメント。その上で、後半に臨む際のチーム全体のメンタリティーについて次のように振り返っている。
「ホームでプレーしているのだから、ファンを落胆させたくはなかったし、全てを出し切りたいと思っていたんだ。ドレッシングルームでもそのような話があったよ。試合を手放すことなどできなかったし、マンチェスター・Uが45分間で2点を取ったのだから、自分たちにもそれが可能だと思っていた。その点では非常にポジティブだったけど、同時に怒りも覚えていた。ハーフタイムの時点で0-2で負けているなんて不甲斐なかったからね。先週(ニューカッスル戦)のような結果は受け入れられるものではないし、同じことを繰り返したくはなかったんだ」
続けてソン・フンミンは、ピッチ上の選手たちに声援を送り続けたファンの存在についても言及。「先週の結果とパフォーマンスについては本当に申し訳なく思っている」とコメントしつつ、「今日は良いエネルギーをもたらしたいと思っていた。彼らが示したサポートに非常に感謝しているよ。僕たちと一緒に戦ってくれていたからね」と感謝を述べた。