リヴァプールがインテル所属のイタリア代表MFニコロ・バレッラに関心を寄せているようだ。27日、イギリス紙『デイリーメール』が伝えている。
リヴァプールは今夏、イングランド代表MFアレックス・オックスレイド・チェンバレンや元同国代表MFジェイムズ・ミルナー、ギニア代表MFナビ・ケイタらが契約満了を迎える。これを受け、同クラブは来たる夏の移籍市場での中盤の選手の補強を検討。かねてから獲得候補の選定を進めており、ここまで様々な選手の名前がリストアップされている。
当初はドルトムント所属のイングランド代表MFジュード・ベリンガムをトップターゲットに据えていたリヴァプールだが、複数クラブによる熾烈な争奪戦も予想されることから、資金面で獲得が困難と判断。同選手の獲得競争から撤退したと伝えられている。現在は、チェルシー所属のイングランド代表MFメイソン・マウントやウルヴァーハンプトン所属のポルトガル代表MFマテウス・ヌネス、マンチェスター・C所属のイングランド代表MFカルヴィン・フィリップスらの動向を注視しているようだ。
そして今回の報道によると、リヴァプールは上記の選手たちと並行し、インテルで中盤の主軸として活躍しているバレッラにも関心を示している模様。2020-21シーズンにはスクデット獲得に大きく貢献し、セリエAの最優秀MFにも選出された同選手は、加入3年目の今シーズンも好調を維持。ここまで公式戦通算43試合に出場し8ゴール9アシストをマークしている。
バレッラとインテルとの現行契約は2026年6月末まで。インテルは同選手を重要な戦力と位置付けており、仮に売却する場合には7500万ポンド(約127億円)程度の移籍金を要求する可能性が高いという。『デイリーメール』によると、リヴァプール側はこの額を支払い不可能だとは考えておらず、目標とする中盤補強に向けた現実的な選択肢としてバレッラの獲得を検討しているようだ。