2年に1度の東南アジアスポーツの祭典「東南アジア競技大会」(SEA Games)がカンボジアで5月に開催される。東南アジアは6億を超える人口を持ち、各国民が注目する同大会は域内最大の競技大会として知られ、最近では東南アジアに進出する日系企業も大会に協賛するようになっている。
 1959年にタイで第1回大会が開催されたSEA Gamesには、すでに半世紀以上の歴史がある。今大会で32回目を迎えるが、ポル・ポト政権下の大虐殺を経験したカンボジアでの開催は史上初。東南アジアの友好、理解、平和の実現を目的としており、カンボジアにとっては国際社会に対し、平和で発展を遂げた自国をアピールする絶好の機会と言える。別名「東南アジアの五輪」と呼ばれるだけあって、陸上や水泳を筆頭に様々な競技で争われるが、毎回最高の盛り上がりを見せるのがサッカーだ。