元スペイン代表MFセルヒオ・ブスケツが、所属するバルセロナとの契約延長に近づいているようだ。27日、スペイン紙『アス』が伝えている。
長きに渡ってバルセロナの中盤の君臨し、数々のタイトル獲得に貢献しているブスケツ。34歳となった現在でもその技術と戦術眼は健在で、今シーズンもここまで公式戦37試合に出場するなど、チームの中心選手として活躍している。
そんな同選手とバルセロナとの現行契約は今年の6月末で満了を迎える。クラブ側はかねてから契約延長に向けて交渉を行なっているものの、現時点では合意に達しておらず。メジャーリーグ・サッカー(MLS)のインテル・マイアミや、アル・ナスルをはじめとした中東クラブからの関心も明らかになっており、今シーズン終了後の去就には注目が集まっている。
チームを率いるシャビ・エルナンデス監督は、かつてのチームメイトでもあるブスケツの技術や人格、プロ意識を高く評価しており、クラブのさらなる発展に必要不可欠な人材だと考えているとのこと。“後継者”探しにも着手しつつ、同選手との契約延長を熱望しているという。クラブ側はこうした指揮官の意向も汲み取り、現在も契約延長に向けて動いているようだ。
今回の報道によると、ここ数日間でブスケツとクラブ側との間で「実りある話し合い」が行わた模様で、同選手の契約延長の可能性は以前にも増して高まっているという。クラブ側が提示した新契約の期間は1年間と見られており、1年間の延長オプションも付随しているようだ。なお、バルセロナの深刻な財政難の影響で、ブスケツの給与は大幅に減額される可能性が高いとのこと。なお、ブスケツ自身がチームメイトに対し、契約延長を受け入れる旨を伝達したとも伝えられている。
2シーズン目を迎えたシャビ監督体制で、ラ・リーガ首位を快走するなど、徐々に復活の兆しを見せているバルセロナ。かつての黄金期を知るブスケツは、果たして来シーズンも慣れ親しんだエンジと青のユニフォームに袖を通しているのだろうか。