4月21日にZOZOマリンスタジアムで行われた千葉ロッテマリーンズ対福岡ソフトバンクホークスの一戦で、開幕から20イニング無失点で今季3勝目を挙げたロッテ・佐々木朗希に、元・北海道日本ハムファイターズの杉谷拳士氏が言及した。
【映像】恐怖!“令和の怪物” 佐々木朗希、衝撃の奪三振ショー
この試合で先発した佐々木は、初回、ソフトバンクの1番・中村晃をいきなり162km/hのストレートでレフトフライに打ち取ると、その後も、160km/h越えの速球を連発。持ち前の落差の大きいフォークの威力も相まって、ソフトバンク打線を翻弄し、7回を投げ、3安打無失点8奪三振の力投で今季3勝目。これで開幕から20イニング無失点という、驚異的な投球内容となった。
こうした“怪物”佐々木の投球に、WBCでベンチ裏やブルペンなどでの投球を見たという杉谷氏は、4月28日にABEMAで放送された『バズ!パ・リーグ』に出演した際に、番組の司会をつとめる辻歩アナウンサーから、「杉谷さんもWBCでもブルペンに取材に入られてましたけど、どうでしたか?佐々木朗希投手のボールって。」と水を向けられると、「まずマウンドに立ってる姿が綺麗だなっていう印象がありました。オーラではないですけど、佐々木投手から出てくる雰囲気、その立ってる姿で、いいピッチャーだなって思いましたし…」と、マウンド上での“立ち姿の美しさ”だけでも、優れた投手であることが垣間見られるとした上で、「ブルペンで初めて、後ろから見させてもらったときに、もう初球でしたね。今でも覚えてますけど、初球の真っ直ぐの衝撃的なスピード、強さ。“うわっ”って声を上げてしまいました。思わず。“ちょっと怖いな”って思うぐらい。それぐらいの迫力を感じました。」と、マウンド上での綺麗な立ち姿とは裏腹に、様々な速球派の投手と対戦した経験のある杉谷氏でさえ、ちょっとした恐怖さえ感じてしまうほどの“エグすぎるストレート”を佐々木が投げていることを紹介しつつ、今後の佐々木について、「これからも佐々木投手、楽しみですね。もうね、どこまでも行って欲しいです。日本の佐々木朗希投手じゃないんですよ。“地球の”…“世界の”じゃないです。“地球の朗希投手”。惑星一になって欲しいですね。」と、さらなる飛躍に期待を込める形でコメントした。
(ABEMA『バズ!パ・リーグ』)