4月29日に開催されたケージ格闘技大会『FEDELTA presents RIZIN LANDMARK 5 in YOYOGI』ダブルメインイベント第2試合(第9試合)で、牛久絢太郎(K-Clann)と朝倉未来(トライフォース赤坂)が対戦。5分3ラウンド、朝倉未来が3-0の判定勝ちを収めた。
何より注目を集めていた、朝倉未来の1年4か月ぶりとなるRIZIN復帰戦。それでも、数々の大一番に臨んできただけあり、「どこが強いのかわからない」「普通に戦えば俺が勝つと思います」と自信満々のコメントを残してきた。一方の牛久は、1カ月の米国修行を経て「いい試合が出来そうですね」とこちらも余裕の面持ち。すべては、試合のゴングが鳴らなければわからなかった。
ともにサウスポースタイルの二人。1ラウンド開始後から、リング中央にポジションを取り、動き回る牛久をじっくりと見る朝倉。1分30秒を過ぎた後、朝倉が金網に押し込み、グラウンドでの攻防となるも、膠着状態が続きブレイク。再びスタンドでの戦いになった後、朝倉は飛び込んでの左ストレート、ハイキックのフェイントを見せての左ストレートで終始攻撃を続けた。
2ラウンド、スタンドでの攻防の後、牛久が組み付きリング中央でグラウンド戦へ。三角締めを狙う牛久と、距離を取りパウンディングしたい朝倉。展開が詰まって再びブレイクした後、ゴングが鳴る。
最終ラウンド、お互いがカウンターを狙っている様子で、朝倉がヒザ蹴り、牛久は右フックを繰り出す。試合残り2分を切ると、牛久の打撃に「もっと来いよ」とばかり笑いを見せるが、そこには付き合わず、寝技に引き込む。ブレイクの後、最後は、スタンドで打ち合い15分の死闘が終了。
運命のジャッジは、3-0のストレート判定で朝倉が勝利。勝利者マイクでは「格闘家・朝倉未来ファンのみなさん、ただいま」と語った朝倉。平本が負け、一体次の対戦相手は誰になるのだろうか。
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