ブンデスリーガ2部第30節が29日に行われ、マクデブルクとハンブルガーSV(HSV)が対戦した。
2015年夏から2019年夏にかけてHSVに所属し、現在マクデブルクでプレーするFW伊藤達哉はベンチスタートに。71分から途中出場し、2試合連続となる今季5得点目をマークした。
試合の均衡が破れたのは32分、モリッツ・ブロニ・クワーテンが左からのグラウンダークロスに合わせ、ホームのマクデブルクが先制する。対するHSVも42分、ゾニー・キッテルがゴールネットを揺らして試合を振り出しに戻す。
同点で迎えた74分、バルシュ・アティクの豪快な一撃でマクデブルクが勝ち越しに成功。そして86分、ペナルティエリア左でパスを受けた伊藤は、相手との駆け引きでシュートコースを生み出すと、難しい角度から右足を振り抜く。見事なコントロールショットをゴール右隅へ叩き込んだが、古巣相手にゴールセレブレーションは行わなかった。
試合終了間際にルドヴィト・ライスがミドルシュートを突き刺してHSVが1点を返したものの、マクデブルクが逃げ切って3-2で勝利した。マクデブルクは残留に大きく近づく連勝となった一方、6シーズンぶりの1部復帰を目指す3位HSVにとっては痛恨の敗戦となった。
次節、マクデブルクは5月7日に敵地でハイデンハイム、HSVは5月5日にホームでパーダーボルンと対戦する。
【スコア】
マクデブルク 3-2 ハンブルガーSV
【得点者】
1-0 32分 モリッツ・ブロニ・クワーテン(マクデブルク)
1-1 42分 ゾニー・キッテル(HSV)
2-1 74分 バルシュ・アティク(マクデブルク)
3-1 86分 伊藤達哉(マクデブルク)
3-2 90+4分 ルドヴィト・ライス(HSV)