ホアキン・サンチェス

 4月29日のバルセロナ戦で負傷退場したベティスのMFホアキン・サンチェスは、今後24時間以内に検査を実施するようだ。同日30日、スペインメディア『Relevo』が報じている。

 先月19日に今シーズン限りでの現役引退を発表したホアキン。23年間のキャリアにおいて、常にプロの第一線で活躍を続けてきた同選手の“ラストダンス”を全世界サッカーファンが見届けようとしている。しかし29日、敵地『カンプ・ノウ』で行われたバルセロナとの一戦でアクシンデントに見舞われた。64分から途中出場したホアキンだったが、79分に負傷退場。ベンチにて右ひざを冷やす姿が確認されており、ケガの程度が心配されていた。

 そんなホアキンの検査は、現地時間の1日に予定されているとのこと。『Relevo』によると、専門医は当初、ひざの捻挫と診断していたものの、24時間〜48時間経過した後で負傷箇所を確認し、検査を実施する方が望ましいと判断した模様。初診の通り、軽いひざの捻挫であれば、離脱期間は約2〜3週間程度が見込まれるようだ。

 また今回の負傷は、とある記録更新にも翳を落としている。ホアキンはプロキャリア23年間において、ラ・リーガのクラブではベティス、バレンシア、マラガに在籍。これまで同リーグ通算617試合に出場しており、この数字は歴代1位の記録を保持するアンドニ・スビサレッタ氏の通算試合出場数「622」にまで、あと「6」に迫っていた。しかし、今季も残すところ6試合で記録更新には、ここから全試合に出場しなければならない状況だ。