ルカ・モドリッチ

 負傷離脱を余儀なくされているレアル・マドリード所属のクロアチア代表MFルカ・モドリッチだが、早期復帰に向けて敏腕医師の元を訪れたようだ。4月30日、スペイン紙『アス』が伝えている。

 在籍11年目の今シーズンもここまで公式戦44試合の出場で6ゴール6アシストをマークするなど、“白い巨人”の絶対的主力として活躍し続けているモドリッチ。そんな同選手は先月25日に行われたラ・リーガ第31節のジローナ戦(2-4●)で途中交代。クラブのメディカルサービスによる検査の結果、左足大腿の負傷が判明した。

 その後、モドリッチは4月29日に行われたラ・リーガ第32節のアルメリア戦(4-2○)を欠場。全治期間については明かされていないが、5月2日のラ・リーガ第33節レアル・ソシエダ戦、6日のオサスナとのコパ・デル・レイ(国王杯)決勝、さらには9日に控えるチャンピオンズリーグ(CL)準決勝ファーストレグのマンチェスター・C戦を欠場する可能性が高いと予想されている。

 タイトルに直結する大一番の欠場が濃厚視されているモドリッチだが、早期の戦線復帰に向けて動いているようだ。この度『アス』が報じたところによると、同選手は先週末にセルビアの首都ベオグラードに赴き、“奇跡の医者”の異名を持つマリヤナ・コヴァチェヴィッチ氏の診察を受けたという。同氏はこれまで複数のサッカー選手を早期復帰に導いたことで知られており、テニス界のスーパースターであるノバク・ジョコヴィッチを治療したことでも有名だ。

『アス』によると、現状では約2〜3週間程度の戦線離脱が見込まれているというモドリッチ。コヴァチェヴィッチ氏の元を訪れた際には、6日に控えるコパ・デル・レイ決勝に出場したい旨を伝えたという。今後、コヴァチェヴィッチ氏による治療が実際に行われるかは定かではないが、いずれにしてもモドリッチ自身は“大一番”2試合への出場を諦めていないようだ。

 なお、コヴァチェヴィッチ氏の治療法について『アス』は、「傷付いた組織に高周波の電気を流す電磁波治療」だと説明している。