ローマを率いるジョゼ・モウリーニョ監督が、チェルシーからのオファーを拒否したようだ。1日、イギリス紙『ミラー』が報じている。
現在、ローマで2シーズン目を迎え、リーグ戦では2位ラツィオと勝ち点「4」差、4位インテル、5位ミランと同勝ち点の6位につけており、来季のチャンピオンズリーグ(CL)出場権を獲得する可能性を十分に残している。また、ヨーロッパリーグ(EL)では準決勝に駒を進めており、タイトル獲得に向けて躍進を続けている最中だ。
そんなモウリーニョ監督に対しては、グレアム・ポッター監督の後任を探している古巣チェルシーが招聘に興味を示しており、今夏に自身3度目となるチェルシー指揮官就任の可能性がメディアでは度々取り沙汰されていた。
しかし、イタリアメディア『コリエレ・デッロ・スポルト』によると、モウリーニョ監督はチェルシーに帰還するための話し合いを行うことを拒否した模様で、ローマでの長期政権を望んでいるとのこと。また、同指揮官は、ローマでの長期的な将来を明確にするために同クラブのオーナーであるダン・フリードキン氏との会談を要求しているようだ。
ローマとは2024年夏までの契約となっているモウリーニョ監督だが、チェルシー以外にもパリ・サンジェルマンやクリスティアーノ・ロナウドが在籍するアル・ナスルが招聘に興味を示しているとも報じられている。しかし同メディアは、来シーズン以降もローマに残るとの見方を示している。