グラニト・ジャカ

 プレミアリーグ第34節が5月2日に行われ、アーセナルチェルシーを3-1で下した。試合後、アーセナルのクラブ公式HPがスイス代表MFグラニト・ジャカのコメントを伝えている。

 試合は18分、左に開いたジャカからのグラウンダーのクロスボールを、ノルウェー代表MFマルティン・ウーデゴーアが叩き込み、アーセナルが先制。31分にはポール保持の流れから再びジャカが左から折り返すと、同じくウーデゴーアが左足でゴールネットを揺らし、リードを広げる。その3分後にはブラジル代表FWガブリエウ・ジェズスがゴールを決め、3点差としてハーフタイムに突入した。後半には押し込まれる時間帯も少なくなく、チェルシーに1点を返されたものの、試合はこのままタイムアップ。アーセナルがプレミアリーグ5試合ぶりの勝利を収めていた。

 試合後、ジャカは直近4試合で白星から遠ざかっていたことに触れ、「今日はチームとしてリアクションを見せる試合としたかった。60分間は良いパフォーマンスができたし、最終的には勝利に値したと思う」とコメント。「エネルギーを持ってスタートしたかったし、最初の45分間はほぼ完璧だった。後半に4点目、5点目を決められなかったことは残念だけど、最終的には勝ち点3が最も重要だ」と続け、自信を失いつつあったチームとサポーターにとって結果が必要だったと主張している。

「4試合も勝てない時期が続いた。チームとして、今日は良い努力ができたと思う。繰り返すが、大事なのは勝ち点3だ。自分たちのためにも、ファンのためにも、自信を取り戻すための結果が必要だった。残りの4試合も今日のように勝利で飾りたい」

 この勝利でアーセナルは暫定首位に返り咲いたが、直接対決を落としたことで、間違いなく現在の優勝争いはマンチェスター・Cがリードしている。ジャカは「僕らにできることは可能な限り多くの勝ち点を獲得すること。自分たちの仕事に集中する必要がある」と発言。「自分たちのやるべきことを成し遂げ、そこからわずかな希望を願おうじゃないか。現状、主導権は僕らの手中にはない。だが、プレミアリーグではすべてが可能だ。人々は良い意味でも悪い意味でも、僕らのことを話している。これも仕事の一部だと思うし、まずは自分たちのできることに集中し、最終的な結末を見てみよう」と続け、自分たちでコントロールできることに集中すると強調した。